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山高文芸部の事件簿  作者: 文芸部員
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序章

人生初投稿です

酷評をどんどん送っちゃってください

 秋も深まってきた十月末頃。

 瀬戸内海に面した山南市に建つ私立山南高校では文化祭の準備が始まっていた。

 文化祭といえば各部活動やクラスでそれぞれ出し物を行いお客さんをもてなす、というほのぼのしたものを思い浮かべるだろうか。運動場や校舎にはたくさんの店やステージが並び、それを恋人と手をつないで回るのは学生のもっともポピュラーな夢のひとつだろう。


 しかし、山南高校略して山高(さんこう)の文化祭はそんな雰囲気を残しつつも非常に過酷な文化祭である。

 その理由はこの文化祭にはたくさんの弱小部活動が存続をかけて戦うためである。山高というのは部活動に関してはかなり甘い高校で三人以上集まっていればその時点で新しい部活動が創設される。

 しかし、創設と存続は意味合いが全く違う。

 たとえ無事設立できたとしてもそのあとお金が入れなければその部は潰れてしまう。もちろん部費として生徒会からある程度の予算は入れてくれているのだが部費は当然人数が多かったり、非常に良い実績を残している部を優先して配当される。

 つまり、人数は少なく、大した実績もない弱小部活動の活動資金は自分たちで調達するしかないのだ。そしてその最大の書き入れ時というのがこの文化祭なのである。

 

 そんな戦場に参加せざる得ない、弱小中の弱小部、それが部室棟の一階の隅に部室を持つたった三人の部員で構成される「文芸部」である。

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