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スフィア  作者: ハーブスケプター


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16/58

15.アポイント

 「主管、外線が入ってます。ボリスデイリーの記者と言ってますが繋ぎますか?」

「わたくしは不在です」


「わかりました。もしもし、緑村は会議に出ておりましてただいま不在です。会議は終日行われるそうで終了時間が予測できません、申し訳ありません」


電話を切った中野は「何回こんな事させるんですかー、わたしは研究員であって貴女の秘書ではないんですよ」とぷんぷんと頬を膨らませている。

美月は「ふふっ、ごめんなさい。こんなこと頼めるのはあなたしかいないから」とにっこり微笑んだ。

中野は膨らませていたはずの頬を赤らめて「お、お茶を淹れてきますね」と言いその場を逃げ出した。


「あたし、あの人より年上なんだけどなー」

なにかとあの人には弱いんだと自覚している中野だった。


 木村は祐介に電話した。


「おい祐介、あの人に会えねえかな」

「あの人って誰だい」

「おいお前、俺たちに共通している()()()ってあの人しかいないだろが」

「だから言ってるだろ。ボクたち一般社員は大奥社員には接触できないんだよ」と意地悪に言ってみることにした。そして緑村さんと話したことは内緒にしておこうと今考えた。


「うむー、無理かー。この得体の知れないものを追いかけたいんだよー、記者魂ってやつさ。なんとかならねえかな」

「無理だよー。まあでも会社で見かけたら行動してみることにするよ」


 ボクはなにか確信めいたものを持った。

喉を汚した男ってなんだろう。何かが回り始めている。



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