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ルネアス:6

 現実は小説より奇なりとは言うが、ここまで奇怪な事態に遭遇するとは誰が思うものか。


 僕と後藤さんの眼前。ついさっきまで白猫だったものは、その容姿をグニャリと歪ませて人の形へと変わりながら後ろ足で立ち上がる。


 身の丈は僕と同じくらいだが、どうにもこうにも人ではない。肌を覆う体毛、尻尾は白猫だった時のそれが垣間見え、頭は人並みに大きくなっても猫のそれだ。


 信じ難い程の奇々怪々だが、目の前で起きた疑いようのない事実。問題はこの状況にどう対処するべきかだ。


 僕は軽く息を吐いて自身を落ち着かせると、横にいる後藤さんに問いかけた。


「ど、どどど、どうしよう、後藤さん」


「うん。ちょっと落ち着こうか、朝倉君。はい深呼吸、深呼吸」


 落ち着いている僕に対して、後藤さんはそう言って返してきた。促されるままに息を吸っては吐いてを繰り返す。


「先に言っておきたいのだけど、私達はあなたと争おうという気は無いわ。そちらの事情が知りたいの。だから、まずは話し合いましょう」


 さっきまで猫だった何かに向かってそう言い放つ後藤さん。対する元猫はまだ身体の形が安定していないのか、後藤さんの言葉に応えることなく直立したままゆらゆらと蠢いている。


「いっそ斬って捨てるなら今のうちかも……」


「ダメよ。ここはひとまずは話し合いの方向で進めましょう。相手の数が知れないわ」


 僕の呟きを聞き咎めながらこっそりと後ろを指差す後藤さん。僕は彼女の言葉に今一度深く息を吐いた。


 やれやれだ。ようやく少し落ち着いた。いや、正直なところ動揺はあるがそれを自覚できる程度には取り戻した。さて……。


 僕は腰の刀を確かめるように手を添え、そっと背後を盗み見る。


 いつの間にそこにいたのか。僕達の背後では野良猫だったであろう二匹が、眼前の元猫と同じく形を変えている。この様子だとひょっとしたら他にも潜んでいるかもしれない。相手の手の内が知れないうちは、下手に踏み込むのは些か危険が過ぎるか。


「あの、えーっと……その姿じゃ猫さんとも呼びにくいなぁ。私は後藤っていいます。こっちは朝倉。あなたのことはなんと呼べばいいかしら?」


 白猫だった何かは考えを巡らせるように思考を漂わせ、やがて後藤さんに辿り着く。


「人は好き勝手に私を呼ぶ。猫、白、雪……もしくは湯豆腐」


 発される声は猫だった時のしわがれ声よりも聞き取りやすく流暢だ。ただ、感情を伴わない機械音声のような味気無さを感じる。


「うん、それなら湯豆腐さんね」


「え? それ?」


 白猫だった何か改め湯豆腐が淡々と並べた回答から即座に名前を選ぶ後藤さんと、その選択理由が気になり思わず声を上げる僕。


「改めまして。湯豆腐さん、私達は偶然にもあなた達の存在に気付いてしまったけど、だからと言って無条件にあなた達を敵視するつもりはないわ」


 後藤さんは湯豆腐にそう話しかけると彼の様子を伺う。


 背後の二体も含めていきなり襲いかかってくる気配はない。交渉の余地有りと判じた後藤さんが再び口を開いた。


「ただ、先程のあなたの反応からすると私達がウドと呼ぶ薬物に関わっていますよね。それはどこまで、どのように関わっているか教えてもらえるかしら? 事情次第ではあなた達に協力できる事もあるかもしれない」


 湯豆腐は僕達の背後にいた二体に確認するように目配せすると、後藤さんに視線を戻す。


「我等はこの惑星を調べている。その為に地球支配種のサンプルを採集し、観測機器を取り付けて開放する形で追跡調査を行っていた」


 僕と後藤さんが冗談半分に言っていた事がほぼほぼ正解とは驚いた。


「なんてこった。じゃあ、ウドは僕達が言っていたように観測機器を破壊させないための薬だってことなのか?」


「そうだ。薬は観測機器を保護する効果を持つ。定期的に摂取しなければ機器は融解し、その際に脳への障害を与える。機器を取り付けた者には、自発的に薬を定期摂取するよう潜在意識に刷り込む」


 あっさりととんでもない事を言ってくれる。


「脳への障害って……。なんとかならないのか、それは?」


「薬を摂取していれば済むことだ」


 こちらもあっさりと言い切ってくれる。人への配慮は無いわけだ。


 いや、そもそも人への配慮云々の前に気にしておく事がある。


「そもそも、何故湯豆腐さん達は地球を調べる必要があったの?」


 僕の気になった点は後藤さんも同じだったらしく、僕より早く彼女がそれを尋ねた。


「この星が我等の生存に適しているかどうか。この星の資源が我等に有用かどうか。調査、確認すべき事は多岐にわたる」


 答えているようで答えになっていない。


「彼女はその多岐にわたる調査とやらを行う理由を尋ねたんだよ、湯豆腐さん。どこの星から来たのか知らないが、遠路はるばる地球観光っていうわけでもないのだろう?」


 僕から改めて問うと、湯豆腐は再び後ろの二体と目配せをした。


「食料、燃料、材料、この星の支配種は消費することで生存する。我等もだ。我等はこの星が我等の糧になることを求めている」


「えーっと……もし地球が、あなた方の糧になると判明したら……どうするつもり?」


 湯豆腐の回答に不穏なものを感じたのは僕だけではないらしい。後藤さんは努めて落ち着いた態度で言葉を選ぶようにして問いかけた。


 湯豆腐の回答。地球に住むことができるか。関わることに利点はあるか。それらが地球と湯豆腐達の星間での友好的な交流を目的とするならまだいい。だが、最終的に友好的な交流を結びたいというには、今の湯豆腐達の調査行動は現地人への配慮に欠ける。


「後藤さん、コイツらヤバいよ……」


 湯豆腐に聞こえないよう囁くようにそう言うと、彼女は苦い顔で頷いて返してきた。


 後藤さんがそんな表情をした理由も、腰の刀に手を添えた理由もよくわかる。


 湯豆腐達の目的が友好的な交流でないなら、他に考え付くのは一方的な侵略。そして、湯豆腐の態度はその目的を僕達に隠しもしない。


 元より地球側の事情など考慮する気がないくせに、時間の無駄とも言える僕達との対話の時間を設けたのは何故か。対話は無駄でも、時間を経過させる事にこそ彼等の利があるからだ。これ以上の様子見はこちらが不利になる。


 いや、些か遅かった。


 警戒を強める僕達の前で、湯豆腐がゆらりと片腕を上げる。


「得られる物は得る。この星は糧になる」


 湯豆腐がそれを言い切るよりも早く後藤さんが愛刀の鯉口を切った。


「朝倉君、後ろお願い!」


 言うが早いか、後藤さんは湯豆腐に飛び掛かる。僕は僕で後藤さんの指示に推されて倒れるように後ろへと転がる。


 その直後、今の今まで僕達二人が立っていた場所に向かって空から一条の光が降り注いだ。


 地面を丸く照らすその光は、照らされた者を何処かに連れ去るというのか。光の元を追って見上げるものの、天の先まで伸びる一条の光が眩しく出所は見えない。なんにせよ、僕達は間一髪のところでキャトルミューテーションの驚異を回避したらしい。


 そして、ここで一気に形勢逆転を狙う。


 後藤さんは一足一刀の間合いよりも広いその距離を瞬時に詰め、抜刀と同時に湯豆腐の胴を薙ぎ斬った。


 一方、景気良く後ろに転がった僕は背後の二体と距離を詰める。


 背後にいた二体。茶色の毛並みと黒の毛並み。湯豆腐に習って、厚揚げと蒟蒻とでも呼ぼうか……。


 二体の元へ転がった僕は、起き上がり様に抜いた刀を厚揚げに向けて斬り上げた。


 まずは後藤さんと僕で一体ずつ撃破。そう思いたいところだが、そう思うには至らない手応えの無さだ。それを証明するように、上下真っ二つにされた湯豆腐と左右に切り分けられた厚揚げは、各々切り口が塞がれて何事も無かったように眼前に佇んでいた。


「あぁもう、それもそうか! 猫から人に形を変えられるんだから、そりゃあそうなるわよね!」


 後藤さんの嘆く声が全てを語ってくれている。


 コイツらの身体は液体で思うままに形状を変えられる。斬るにしろ叩くにしろこちらの攻撃は水を相手にするようなもので、対するあちらの攻勢は時に切り裂く刃に時に刺し貫く槍に姿を変えて僕達に致命傷を与えかねないものだ。


「こういうヤツを映画で見たことあるよ! 溶鉱炉に落っことすのが勝ち筋だ!」


 僕はそう言いながら、腕を刃に変えた厚揚げと蒟蒻が次々と繰り出す斬撃を避けて逃げ回る。


「その映画なら私も見たわ! だからって溶鉱炉なんて何処にあるのよ!」


 湯豆腐の突きを刀で受け流しつつ、後藤さんがごもっともな意見を返してきた。第二案として液体窒素が浮かんだが、同じ映画を見た後藤さんならさっきと同じ返事を返すことだろう。


 いっそ大声を出すなりして騒ぎを大きくすれば、秘密裏に行動している湯豆腐達は野次馬を嫌ってこの場から撤退するだろうか……。いや、逃がすのは不味い。この場はしのげても正体を知る僕達をコイツらがそのままにしておく筈がない。後々姿を変えられてしまってはきっと気付けない。容易く接近を許して襲撃されてしまう。


「半ば無敵なヤツを相手に付かず離れずとは、なんともやりにくい……」


 思わず愚痴がこぼれる。早いところ何か突破口を見出ださなきゃこのままではジリ貧だ。


 二体の攻撃を避けながら攻めの手を悩む僕に同じく防戦一方の後藤さんから声がかかる。


「朝倉君! こっちまで来れる?」


「漏れなく厚揚げと蒟蒻も付いてくるけど、それで良ければ!」


 僕がそう言って返し、後藤さんは一瞬怪訝な顔をして改めて声を張った。


「構わないから! あと、私的にはガンモと昆布締めなのだけど!」


 どうやら僕と後藤さんとは微妙に趣向が違うらしい。


 それはそれとして、今の彼女の呼び掛けを察するに妙案有りということか。攻め手に欠けていたこちらとしても、打開策はありがたい。


 僕は蒟蒻の横薙ぎを伏せてかわし、追撃してきた厚揚げの袈裟斬りから逃げんと横転。景気良く転がり付いた先、僕は後藤さんと湯豆腐の間に割って入ると起き上がり際に湯豆腐の腹を蹴り上げた。


「あら、お見事」


 もんどり打って倒れる湯豆腐の様に称賛の声を上げる後藤さん。


「お褒めの言葉をどうも。で、これからどうすんの後藤さん? ……って、あれ?」


 追い付いてきた厚揚げの突きを受け流しつつ僕が尋ねるが背後に彼女の気配がない。不審に思った僕の耳に、玉砂利を鳴らして走る足音と共に彼女の声が入ってきた。


「ちょっとお花を摘んでくるから、時間稼ぎをお願いね」


「え?」


 後藤さんのほうを見れば、声の離れ具合を証明するかのように十メートル以上は距離が取られている。この一瞬で距離を広げた彼女の駿足ぶりに、僕は湯豆腐を押し付けられた事も忘れて感心してしまった。しまったが……。


「いや、時間稼ぎて!」


 なおも遠退く後藤さんに聞こえるように僕は叫ぶ。叫びながらも蒟蒻の斬撃をかわしつつ足を払う。厚揚げの懐に滑り込んで殴り付けるように肘を入れる。


 一対三の状況に思わず嘆いて叫んだものの、いざ立ち合ってみた限りしばらく持ちこたえる自信はあった。


 何しろ湯豆腐達の立ち回りが戦い慣れしている者のそれじゃない。攻め方が単調で各々の連携も取れていない。


 大方、これまで相対した人間をことごとくキャトルミューテーションで片付けてきたせいで、こういった状況には慣れていないのだろう。これならば勝てないはしないが負けもしない。もちろん、あくまで刀と僕の体力が続く間の話なのだけど。


 湯豆腐達と僅かに間が開いたところで軽く息を吐いて刀を構え直す。


「ヨシ来い。幕末から現代に至って尚も刀の捨て方のわからない侍って生き物が如何にしぶといかってトコを……って、たわぁ!」


 僕は言い切るより早く、湯豆腐が片手を上げたのを見て咄嗟に彼等との距離を詰めた。寧ろ三体が居並ぶ中に飛び込んだ。


 そして、僕の背後でまたもや参道の石畳に円を描いて立ち上る光の柱。


 全く、負けはしないなどと油断も甚だしい。危うくキャトルミューテーションに遭うところだった。


 一難去ってまた一難とばかりに、光の柱から逃げ込んできた僕目掛けて湯豆腐達が三方から斬りかかる。僕は地べたを這い回りながら間一髪で斬撃をかわして蒟蒻へと間合いを詰めた。


「見栄を切ってる最中だったのに格好付かないなぁ、もう!」


 珍しく気取ろうとしたところを邪魔された恨みやら中途半端で締まらない口上になってしまった気恥ずかしさやら、半ば八つ当たり気味に振り払った僕の一刀が蒟蒻の胴を薙ぎ斬る。刀が深々と胴に食い込んだ蒟蒻の胸を押すように蹴り込むと、蒟蒻の身体は切り口から裂けて二つに折れた。


 無論、液体金属の身体からは血飛沫一つ上がりはしない。とは言え、ここまでやれば元通りに戻るまでの時間稼ぎにはなるだろう。


 そんな気休め程度の猶予さえ許さないとばかりに斬り込んでくる厚揚げの刃を避けつつ、その刀身一体の右腕を切り落とす。その間に背後から斬りかかってきていた湯豆腐の一太刀を伏せて避け、屈んだ拍子に目についた厚揚げの右腕を他所へと蹴り飛ばした。


 うぞうぞと蠢きながら身体を再整形している蒟蒻を見るに、液体化は形を整える事は出来てもそのまま攻撃は出来ないらしい。攻撃を含め、コイツらが動き回るのは何らかの個体に変化してからだ。或いは、液体のまま攻撃するという手段に気付いていない……いや、さすがにそこまで知恵が無いとも思えない。


 湯豆腐の一撃を愛刀で受け流しつつ足を払う。姿勢を崩した湯豆腐を突き飛ばそうとした僕に向かって後藤さんが叫んだ。


「朝倉君、上手く避けてね!」


 彼女は一体何処に行っていたのか。よもや本当にお花摘みということも無いだろう。だとしたら……。


 後藤さんの言葉に嫌な予感がした僕は、咄嗟に湯豆腐の腕を掴んで彼女の声のした方へと引き込んだ。


 案の定、引き入れた湯豆腐越しに後藤さんの方を見てみれば、彼女は僕の返事を待つより早くこちらに向けて手にした容器を振り上げていた。容器から舞い上がった液体は僕らに向かって弧を描き、湯豆腐の背中へと降りかかる。


 次の瞬間。


「いギャあぁァアァッ!」


 それまで斬ろうが蹴ろうが平然としていた湯豆腐の口から苦悶の叫びが上がった。その苦しみは果たしてどれ程のものなのか、腕を掴む僕の手を振り払った湯豆腐は石畳に倒れ込むと奇声を上げながらのたうち回る。


 その姿に驚いたのは僕だけでなく厚揚げと蒟蒻も同じようで、僕達に攻撃するのも忘れて呆然と仲間の苦悶する姿を見守っている。


 皆が注目するなか悶え苦しんでいた湯豆腐の呻き声は弱まり、その声が途切れて動かなくなる。息絶えたそれは自身の姿を維持出来なくなったのか、ドロリと溶け始め玉砂利の中に流れ込んでいった。


「うわぁ、こんなに効くんだ……。どういう理屈なのかはよくわからないけど効果覿面ね」


 この状況を作った後藤さんがビックリした様子でそう呟いた。そんな彼女の手にしていたもの。どこかで見たことのある緑色の細長い容器。


「ご、後藤さん……それって……?」


「あぁ、うん。サン○ール」


 しれっと言って返す後藤さん。


「サン……ポ……」


 幽霊にファ○リーズって聞いたことがあるけど、酸性洗剤って宇宙人に効くんだ。知らなかった……。


「とりあえずこれで形勢逆転ってわけね。さあ、あなた達!」


 後藤さんに声をかけられた厚揚げと蒟蒻がビクリと身体を震わせて身構える。表情こそわかりにくい彼等だが、その様は明らかに強い警戒が見てとれた。まあ、仲間の惨状を目の当たりにすれば当然のことか。


「大人しくしてもらおうかしら? ここからは平和的に話し合いましょう」


 そう言って後藤さんはサン○ールの容器をちらつかせながら不敵に笑ってみせた。

サイコロの出目は二で猫星人(仮称)と戦闘に勝利でした。幽霊にファ○リーズとは聞きますが、宇宙人にサン○ールは勝手に作った設定ですので信じないで下さいね。

早速ですが、次のシナリオをサイコロで決めていきましょう。いよいよ収拾がつかない感の展開ですが、一応次で終わらせるつもりです。

出目が一なら宇宙人が地球侵略を諦め撤退します。二でも宇宙人は撤退したかに見えますが、まだ潜伏しているようです。三だと宇宙人の侵略は膠着状態になり接触経験がある朝倉は政府対策機関に召集されます。四も三に似ていますが対策機関が水原本家の私設部隊になります。五では宇宙人と手を組んだ後藤と敵対します。六は……という夢を見たんだ。もう色々と台無しですね。

さて、果たしてルネアス編はどのように決着するのか。

そして、賽は投げられる。

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