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The train stories

警笛

作者: 塩濆け幾等

そうそれは警笛


朝焼けとともに鳴り響く


一日の始まりを告げるチャイム


軽快な音を立てて




そうそれは警笛


山の向こうのそのまた奥の山で静かに鳴り響く


真昼の陽射しとそよかぜを受けながら


列車に手を振る子供の笑顔を受けながら




そうそれは警笛


人で溢れたホームの端から鳴り響く


ときにはみ出す人に注意を促して


反対側にいる黒帽をかぶった乗務員に合図を促して




そうそれは警笛


踏切で閉まった向こうの世界から鳴り響く


滑るように音を立てながら


悲しいように音を掻き立てながら


お告げをひとつ




そうそれは警笛


もう二度と走らぬこの地で響く最後の風音


重々しい音を立てて


聞けたうれしさに目を輝かせる


ごったがえす人は皆手を振る


空は悲しく雫をひとつ


私は懐かしさにため息ひとつ



そうそれは警笛


人と人とを繋げる


幸せのチャイム




警笛ってねー

警告用の短いパアンとかのやつのほかに、

ミュージックホーンやらサービスホーンとかいうやつもあるんですねー


ミュージックホーンってのは普通のパアンとかいうやつじゃなくて、短めのメロディーを流してくれるんだよね。

で、サービスホーンとやらは、人が列車に手振ってるとたまに、サービスでミュージックホーンとか鳴らしてくれるんですねー


日本の鉄道のこうゆうところって好き

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