第21話 十階層(2)
よし。今日から初めての3人でのパーティだ。とはいえやることはいつもと変わらない。前線で俺が戦って後ろからマリンが援護する。この形だ。そこにリュウも前線で戦う。持ち前の速さで敵をかく乱するのが狙いだ。
「今は10階層にボスはいない。今のうちに攻略してしまおう。」
「そうね。危険がない今なら10階層も通れるわ」
「僕もなるべく頑張るね!」
9階層まで来たが、連携も問題なかった。
「リュウって思いのほか戦えたんだな」
凄く失礼なことを思ったが、戦えないと言っていたので驚いた。
「さすがに全く戦えないってほどじゃないよ。」
「一人で前線にいるよりやっぱり楽だな。二人だと。」
身体強化を生かした立ち回りで8階層までの敵は翻弄してきた。
9階層もこのまま進んで10階層手前の階段までやってきた。
「よし、これを登ったら10階層だ。気を引き締めてね。」
「ええ、分かってるわ。」
10階層に上がるとそこには、、、人がいた。
真っ黒なローブを被った人だ。
「ようこそ、10階層へ。憐也君。」
「誰だ。なんで俺の名前を知っている?」
「君は有名なんだよ?5階層のボス、一人で倒したでしょ」
そんなに知られていたのか。
「何の用だ?」
「君は忘れているみたいだから教えてあげにきたんだ。」
「なにを忘れていると言うんだ。」
「君は何の目的でダンジョンに潜っているんだい?」
「このダンジョンを攻略するためだ。」
「そう、君はなんとしてもこのダンジョンを攻略しなければならない。そのためには強くなることが必要だ」
「当たり前じゃないか!」
イライラするローブの男の物言いに冷静さを失ってくる。
「なのになぜボスモンスターを避けて通る?」
「死んだら意味ないからじゃないか!」
「そうか。では良いことを教えてあげよう。君に限っては死なないで強くなるのではなく、死ぬとしても強くなることが最優先だ。もし死んだとしても私たちはまた君の代わりを探すだけだからね。」
「どういうことだ?」
「まあ、とにかく今の君のままならこの先無駄死にするだけだから家に帰ったほうがいいよ。」
「なんだと!」
「言っても分からないようなら、、。」
そう言ってローブの男は斬りかかってきた。
「なっ、、、、」
二本の剣でローブの男の太刀を受け止める。
「ここで帰すまでだけど。」
一旦距離を取って最大火力の炎雷で突っ込む
「炎雷!」
ガキンッ。
「君の剣は軽すぎる。そんなんじゃ僕に傷もつけられない。」
「がっっ、、、」
太刀で受け止めてはじき返された。
すぐ立ち上がってもう一度斬り込みに行くが、、
「いない、、、」
「君は遅すぎる」
後ろと思ったときには既に斬られていた。
「なんで、、、、、、」
消えゆく意識の中でローブの男は言った。
「あ、忘れてた。僕の名前はカペラだよ。」
そうして俺の意識は完全に途切れた。
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