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ゲーム・漫画・アニメの思い出

ドラゴンボールに対して

作者: ayasaki12

ドラゴンボール



 というわけで日本で有名な漫画について語ってみようと思います。

 メタルマックス・攻略本だと分からない人もいたでしょうが、ドラゴンボールなら大概知ってるのでついていけるでしょうから。

 ただ、私は鳥山明本人が描いたドラゴンボールしか読んでませんけどね。

 正直なところ、私はフリーザ編までは面白く読めましたが、セル以降はつまらなかったとはっきり言います。

 一番面白かったのは、小さい悟空が天津飯や父親の方のピッコロ大魔王と戦っている時です。

 ぶっちゃけ天下一武道会でマジュニアに勝利して、チチと幸せに暮らしました。そこで完結してても納得する結末だったから。

 とは言えども、ベジータやフリーザと戦ってる時なんかは、悟空は自分よりはるかに強い敵をどうやって倒すか必死に戦っているシーンなんかはカッコよかったです。

 そこまでのドラゴンボールはある意味物語がきちんと練られていて、登場人物達も魅力的に映っていました。

 レッドリボン軍関連は微妙にギャグが入ってましたが、悟空の兄は小物な性格でありながらも悟空とピッコロ二人がかりで辛勝だったところでは、ナッパ・ベジータの襲来が本当に恐ろしく思えました。

 実際、ナッパ一人に全滅としか言えない状況に追いやられましたし、ベジータに遊ぶ気が無ければ完全敗北でしたからねえ。

 でも、そのおかげで悟空が到着したシーンに、やっとか! と万感のおもいとなるのです。

 そして悟空は新必殺技と強さをベジータ相手に出し惜しみすることなく、全力で立ち向かう。

 やはりバトル漫画だと、主人公より強い敵相手をどうやって倒すかは燃えます。

 特にそれが強ければ強いほど面白く感じますし、その上で敵も全力で迎え撃ってくれると、敵なのに応援したくなるほどなのです。

 最近の流行りはどうでもいいです。

 あんな流行りの主人公達をカッコいいと思えるのが可哀そうと思えてしまうので。

(反論はいりません。好きなキャラのどこが魅力的なのか語れないでしょうから)

 さて話を戻しますと、

 ベジータと戦っている時の悟空は基本戦闘力では勝てないからこそ、必死に頭を働かせ、限界を更に超えた力を引っ張り出して、ようやくベジータを追い詰める事が出来たのです。

 そして最期はクリリン・悟飯とおまけの力を借りて、ようやくベジータを倒すことに成功。

 ぶっちゃけクリリンがベジータに止め誘うとした瞬間、悟空が殺さないでという懇願は微妙でした。

 改めて考えると、単純にフリーザ編に繋げるための繋ぎにされたんだなーと理解。

 じゃなければ、昔悟空がピッコロ大魔王相手に、クリリン・亀仙人が殺されたことで絶対に許さないという言葉の説得力が薄れてしまうからです。

 マジュニアの時は神様の事もあるし、事情を知ったからこそ殺すという選択肢が消えたと解釈します。

 そしてフリーザ編。

 この話は本当に終わり方が分かりませんでした。

 ベジータでさえ戦闘力数万だったのに、フリーザは初期の段階で54万。

 悟空が界王拳何十倍すればいいんだ? というよりあまりにも酷いインフレに頭抱えましたね。

 ただ、そこでスーパーサイヤ人という強化が出た瞬間……少し萎えました。

 サイヤ人という事自体が後付け設定丸出しだったのに、そこから更に後付け設定?

 どうやってスーパーサイヤ人になるんだ? というのは楽しみでしたが、これを出したことでサイヤ人以外の仲間は完全に戦闘力という点では蚊帳の外になってしまったのです。

 あのとんでもなく強かったピッコロさえ最終的には頭数になるだけの扱いになってしまったので、物語全体としてはつまんなくなってしまったのです。

 いくら、ネイルや神様と同化して強くなったと表現されても……強敵⇒頼れる味方⇒ただの頭数という扱いの変化は……悲しかったですね。

 ただ、悟空がスーパーサイヤ人になったのは、フリーザとのバトルの本当に終盤だったのは良かった。

 そこまでは仲間達がたった一つの蜘蛛の糸を、必死に手繰り寄せたからこその感動でしたからね。

「クリリンのことかー!」

 いや、ほんとクリリンはナメック星では大活躍。

 悟飯が我慢できなかったからデンデを救ったとはいえ、ドラゴンボール集め・最長老との面会・格上相手と戦闘・気円斬によるフリーザの足止め。

 クリリンは大事なところで、出番がきっちり存在しているのが印象的でした。

 実際真面目に考えると、クリリンは正確な戦闘力は表示されてなかったですが、数万程度の戦闘力でしょう。

 対してフリーザはその数百倍・数千倍以上の戦闘力なのに、クリリンの気円斬は回避するしかなかったのです。

 まあ、鳥山明がそこまで考えてたかどうかは知りませんが、読者視点から見れば気円斬どんだけ強いの!? ってなりました。

 そして結果としてクリリンを明確に目障りな敵と認識したフリーザが、クリリンを殺す。

 物語としてはドラゴンボールは本当に王道でしたなあ。

 ただ、ここまでが冒頭に言ってた通り、ドラゴンボールをまだ面白く思える時間の終焉でした。

 その後、生きていたフリーザが地球に報復に来て、しかもフリーザの親まで登場!

 しかも、またしても悟空はいない状況。

 さあどうなるんだ? と思ったら、いきなり謎のスーパーサイヤ人が現れてフリーザと親瞬殺。

 ……はあああああ!?

 フリーザ編でどれだけ苦労したと思ってんだーと叫びました。

 そして、そこからのドラゴンボールはただのインフレ漫画と化して、物語としてみればただのバトル漫画になってしまったのです。

 まあ、このころのドラゴンボールは人気漫画過ぎて、商業的に連載するしかない状況になってしまって、作者自身が本当の意味でやる気なくしたみたいですしね。

 そして、現在はスーパーサイヤ人の派生形で盛り上がってましたが、読む気にはさっぱりなりませんでした。

 ブルーだとかゴッドだとかで、余りにもこじつけが酷いと思ったからです。

 まあ、インフレ凄かったですから、あそこから面白い物語作るのは大変だっただろうなあとは簡単に想像できるんですが。

 でも、今でもドラゴンボールのOP曲の摩訶不思議アドベンチャーは大好きです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 漫画もアニメも見てましたけど、色んな思い出がありますね。 私はサイヤ人との戦いが好きじゃなくて、単純に死んでいく仲間や、ベジータに痛めつけられる悟空が可哀想だったんです。 ドラゴンボールはな…
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