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(二)‐11
いよいよアームはその円筒に近づいた。爆弾が耐爆容器に半分引っかかるくらいのところで、突然、白い箱がアームの先のハンドから半分ずれた。そしてハンドから抜け落ちると、耐爆容器の縁の部分にぶつかり、容器の外へ落ち、モニターの画面外へ消えた。次の瞬間、浅野と大川が見ているモニターの左上の画面が砂嵐になった。
「川崎! 鶴見! 大丈夫か、返事をしろ!」
PCが何度も何度も繰り返し新町の声で叫んだ。あまりに声が大きく、音声は音割れしていた。
(続く)
いよいよアームはその円筒に近づいた。爆弾が耐爆容器に半分引っかかるくらいのところで、突然、白い箱がアームの先のハンドから半分ずれた。そしてハンドから抜け落ちると、耐爆容器の縁の部分にぶつかり、容器の外へ落ち、モニターの画面外へ消えた。次の瞬間、浅野と大川が見ているモニターの左上の画面が砂嵐になった。
「川崎! 鶴見! 大丈夫か、返事をしろ!」
PCが何度も何度も繰り返し新町の声で叫んだ。あまりに声が大きく、音声は音割れしていた。
(続く)
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