~予想とは違う異世界召喚~
パトカーに乗せられそうになったその時、俺に人生の分岐点が訪れる。
いきなり俺と、平沢の目の前に直径6m程の円形の魔法陣が現れた。
どうやら俺たち以外にはこの魔法陣は見えていないようだ。
俺たちが動揺してるいるまさにその時、聞き慣れない言語が聞こえてきた。
「نبحيةعرمصةايهيايليعيخحضكضزترخحضجعياصتيبمىعسمتيعي」
と、この謎の声も俺たち以外に聞こえていないようだ。
そして、わけも分からないまま俺はその魔法陣に吸い込まれて行った…
…どうやら気を失っていたようだ。
起き上がろうとしたその時、俺の左手にムギュっとした柔らかい感触が…
「今度こそ!」っと思い左手の先を見てみたが、やはり予想とは違った。
今度は、バッチィゴムボールよりさらに嫌な、平沢のおケツだった…
「もう嫌だ…」そう思い、平沢のおケツから手を離そうとしたその時、タイミング悪く平沢が起きてしまった。
「う…ん?気を失っていたのか、アレ?なんかおケツに違和感が…ファ!?」
はぁ、コイツはいつもこうだ、いっつも空気が読めない。
「いっ、いい、伊藤さん!?昔から変だとは思ってましたけど、まさかそういう趣味の方だったんですか!?」
「違う、勘違いだ、」そう言い、平沢に今まであったわかる限りのことを話した。
「そうなんですか、伊藤さんの言うことですからまだ信じられませんが、今は信じるしかなさそうですね。」
と、そんな話をしている時にまた、謎の声が聞こえた。