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心を奪いたい男、胃袋をつかみたい女  作者: ぽてとこ
胃袋をつかみたい女
4/6

後編

前編より少し長めです。

バランス悪くてすみません!

木、金と仕事が立て込み、練習する時間が取れなかった。

仕事中は仕事に集中しようと思うのだが、どうしてもちらし寿司が頭から離れない。

ぼーっとしてしまい、普段やらないようなことまでミスしてしまう。


それを堅一はどう見ているだろうか。


誘いを断り続けている後ろめたさもあって、仕事中でも堅一の顔が見れない。


(寂しいな・・・)


自分で引き起こしたこととはいえ、こんなことになるとは。

しかし今更後にも引けず、早くちらし寿司を完成させて、堅一に食べてもらうことだけを考えるようにした。




土曜日。

真子と森田が夏南の家に来てくれた。


「ごめんね、2人とも。休みの日なのに」

「いいっていいって。夏南の手料理楽しみ!」

「あまり期待しないで・・・」


料理の先輩である森田もいるので、作るところから見てもらった。


「まあぎこちなさはあるけど、別に、特に問題はないように見えるけどなぁ」

「だって。よかったね、夏南」


ちなみに真子は、実家に暮らしており、料理は親任せでほとんどやらないそうだ。

できあがったちらし寿司を、3人で食べる。


「ん。おいしいじゃん」

「うん。十分おいしいと思う」

「そうかなぁ・・・やっぱり、なんか今一つな気がする・・・」


夏南だけが、料理の味に納得できずにぼやく。


「そんなに料理上手な彼氏なのね」

「俺とどっちが上手かなー」

「そんなの、主任に決まってるよ!」

「「主任・・・?」」

「あ、いや、あの、なんでも・・・」


つい、いつもの癖で呼んでしまったことに気付き、夏南は慌ててごまかそうとするが、すでに遅かった。


「主任?主任ってどの!?」

「まさか遠藤のとこの主任?」

「ってことは君島主任!?あのおかたそうな!?」

「マジか!それマジか!?」

「え、いや、えっと、その・・・」

「ノーコメントって言われた時から、社内の人間だとは思ってたけど、まさか君島主任とはねー」

「だなー。てっきり営業の佐藤さんとか人事の田淵さんあたりかと思ってた」

「私はうちの鹿野さんあたりかと」

「えっ社内は確定だったの?」

「だって知らない人なら、そう言えばいいじゃん。わざわざノーコメントってことは、私が知ってる人ってことでしょ」

「そっかぁ・・・」


真子の指摘に納得する。

追及をかわすつもりで言ったのに、それが裏目に出るとは。


「とにかく。夏南、ちゃんとおいしいちらし寿司できてるよ。もう1週間以上デートしてないんでしょ?そろそろあっちも寂しがってるんじゃない?」

「でも、まだ納得できる味じゃない・・・」

「遠藤は意外と頑固だよなー」

「じゃあ期限決めなさい。このままずるずる会わないでいたら、捨てられちゃうよ?」


真子の言葉に、夏南は初めて気付く。

そういうことだって考えられるのだ。


「月曜、早く帰れそうだから作って、あと平日にもう1回くらい練習して・・・次の週末には、主任に食べてもらう」

「よくできました。頑張んなさい」


そう言って夏南の頭をポンポン叩く真子は同い年とは思えないほど頼りがいがある。

周りにいる人の優しさに、改めて感謝したいと強く思った。




月曜日。

定時で上がり、さっそくちらし寿司を作った。

さすがに作り慣れてきて、スムーズに動けるようになった。

しかし味は・・・。

夏南が頭を抱えていると、インターホンが鳴った。


「宅配でもあったっけ?」


出ると、意外な顔が画面に映し出された。


『夏南、俺だ』

「えっ主任!?え、え、どうしてここに?」

『入れてくれ。・・・だめだろうか』


そう言う堅一の顔は青白っぽく見え、夏南は慌てる。


「主任、体調悪いんですか?顔色が・・・。うちでよければ休んで・・・あ、でも、ちょっと・・・どうしよ、えっと、主任!5分だけ待ってください!片付けますんで!」

『分かった』


あまりの出来事に、夏南は半分パニックになりながらも、とりあえずちらし寿司の痕跡を消そうと片付けた。

幸い、部屋はそこまで汚れていない。

ソファの上を空け、休める場所を確保する。

5分ほどで、堅一を迎えることができた。


「どうしたんですか?主任。よくうちが分かりましたね」


確か、詳しい住所はまだ伝えていなかった気がしたが。


「森田から聞いた。直接話した方がいいって」

「・・・森田君?もう、まだだって言ったのに!」

「え?」

「な、なんでもないです。とりあえず、上がってください」


つい漏れた心の声をごまかし、堅一を部屋まで案内した。

部屋に入るなり、堅一は気付いてしまった。


「・・・この匂いは・・・」

「うっ」

「・・・寿司酢?」

「やっぱり、分かっちゃいますか・・・」


窓を開け、換気扇もフル回転したのだが、匂いは消せなかったらしい。

外から来ると余計に分かる。

部屋に充満する、寿司酢の特徴的な匂いが。


「どうして寿司酢の匂いなんか・・・」


ああ、ここまで隠して頑張ってきたのに。

そういう思いと、もう全部話していいんだという安堵に似た気持ちが混じり合う。

夏南は覚悟を決めて言った。


「全部話します・・・」




よほど気になったのか、堅一はソファに腰を下ろすなり尋ねてきた。


「なんで寿司酢なんだ?」

「ちらし寿司を作ってたからです・・・」


今更嘘をついても仕方がないので、正直に話す。


「ちらし寿司?食べたかったのか?」

「食べたかったんじゃなくって・・・食べてほしかったんです」


堅一に。

こんな自分に、やさしくしてくれる堅一に。

夏南を尊重し、きっといろいろ我慢してくれているであろう堅一に。

そんな思いが伝わったのだろう。


「俺、に?」

「はい」


気付いてもらえて、ほっとする。


「どうしてちらし寿司を?」

「主任、少し前に、言ったじゃないですか。好きな食べ物の話をしたときに、お寿司が好きだって」

「・・・ああ、言ったか。え、それで?」

「さすがに握り寿司だと修業が年単位になっちゃうんで、花ちゃんと森田君に相談したら、森田君が通っている料理教室でその日ちょうどちらし寿司をやるから、体験ってことで参加したらどうかと言う話になって」

「はあ」


説明をしだしたら止まらなくなった夏南の話を、堅一は相槌を打ちながら聞いている。


「それで、先々週の金曜日に、連れていってもらったんです。ちらし寿司なんて、素を使って作ったことしかなかったので。料理教室の日はうまくいったんですけど、その後1人で作ったら、うまくできなくて。何度も練習してたんです」

「だから、しばらく一緒に食事できないと?」


堅一にしては少し険のある言い方だ。それだけ、ショックだったということだろうか。


「ごめんなさい。忘れないうちに作れるようにならなくちゃって。主任の美味しいご飯食べたら、習ったことを忘れそうで・・・」

「土日も作ってたのか?」

「あ、はい。あまりにうまくいかないんで、意見を聞こうと思って、うちに森田君と・・・」

「ここに呼んだのか?」

「え?あ、はい・・・」


堅一の盛大なため息に、体がビクッと縮こまる。怒らせてしまっただろうか。でも、何で?


「夏南。いくら仲がよくても、女の独り暮らしの部屋に男を呼ぶのはどうかと思う」

堅一は、森田1人を呼んだと思っているのだろうか。それは誤解だ。

「花ちゃんも一緒でしたよ?」

「え?」


え?とはなんだろう。夏南だって、恋人がいるのに森田1人を家に上げたりはしない。

それくらいは分かっているというのに・・・知らずに、夏南の頬が膨らむ。


「さすがに私だって、森田くん1人をうちにあげたりしませんよ。花ちゃんと一緒です。2人にアドバイスをもらおうとして・・・」


その日に合ったことを思い出し、報告と謝罪をする。


「すみません。その時、お付き合いしてるのが主任だってばれちゃいました・・・」

「それは構わないが。そうか・・・2人きりじゃなかったのか」


先程から気になっていたが、堅一がいやに森田に反応している気がする。そう指摘すると、


「嫉妬だよ。文句あるか?」


まさかの単語に、夏南は目を丸くする。


嫉妬?堅一が?

それは驚きだが、同時に少しうれしくもある。


「そんな、それは全く心配ないですよ」

「どうしてそう言える?」

「だって森田君、瑞枝さんのことがずっと好きなんです」


勝手に言ってごめん、と心の中で森田に謝りつつ、堅一ならば言いふらすなどのことはしないのでいいだろうと思う。


「瑞枝って・・・吉川瑞枝よしかわみずえか?」


意外な名前なのか、フルネームで確認される。例の、森田の想い人である先輩だ。

それに、そこまで夏南を心配しなくても。


「大体、私を恋愛対象として見てくれる人なんて、主任以外いませんよ」

「そんなことない。噂になってたらしいぞ。最近、夏南が綺麗になったって」


まさか、と言おうとして、彼氏ができたと真子にばれたのも、雰囲気が変わったからだと言われたのを思い出す。

今までと、化粧品や洋服を特に変えたわけじゃない。

習い事を始めたとかそういったこともない。

変わったことはただ一つ。


「だってそれは、主任とお付き合いしたからだと思いますよ?」

「・・・え?」

「今まで、そんなこと一度も言われたことなかったですもん。変わったことは、それだけです。だからきっと、たぶん、そうなんです」


言いながら、自分でも少し気恥しくなり、えへへと笑ってごまかす。

一方、堅一は、手で口元を覆い、そっぽを向いてしまう。


「主任?」


具合でも悪くなったのだろうか。夏南が覗きこむようにして、堅一の顔を見ると。


「え?主任・・・」

「なんだ」

「照れてるんですか?顔、真っ赤・・・」


見たことがない堅一の表情に、夏南のテンションが上がる。


(なんか可愛い!)

「静かにしなさい」

「うそ、主任が照れるなんて!レアです!もっと見せてください!」


じっくり見て脳裏に焼き付けようとした夏南の顔を両手で挟み、堅一が少々乱暴に唇を重ね合わせてきた。

とっさのことに、夏南は反応できない。


「静かにしなさいと言っただろう」


今のは。もしかして。もしかしなくても。でも。


「ひ、ひどい!口封じに使うなんて・・・!ファーストキスだったのに!」

「・・・それは悪かった」


人生初めてのキスが、こんな風に使われるとは思わず、夏南の気持ちはおさまらない。

初めてだったのに。初めてだったのに!


「夏南」

「なんですか、もう!」


優しく名を呼ぶ声にも、怒った返事しか返せない自分が子どもっぽくて嫌になる。

堅一が、そっと夏南の顎に手を添えた。

ゆっくりと近づいてくる顔に、この先を予想し、夏南も目を閉じる。

そっと重ね合わせた唇は柔らかくて。

ずっとずっと、触れていたいと思ってしまった。


堅一が離れたので、目を開けると、至近距離で目が合う。

キスの直後にどういう顔をしていいか分からず、挙動不審になってしまった夏南を、堅一は抱き締めてくれた。

しばらく、その久々の温かさを感じる。


「夏南」

「なんですか?」

「せっかくだから、食べさせて。ちらし寿司」

「ええ!まだ練習中だって・・・」


納得できるものがまだできていないのに、堅一に食べさせるのは少し抵抗がある。


「いいから」

「・・・分かりました」


堅一に言われて、しぶしぶ冷蔵庫からちらし寿司の乗った大皿を取り出す。

テーブルに乗せ、小皿やお茶、箸を並べ、2人で遅めの夕食にした。


「いただきます」

「お口に合えばいいんですが・・・」


不安いっぱいに言う夏南に、堅一がほほ笑んだ。

そして一口食べ、もぐもぐと噛む。


「おいしいじゃないか」

「そうですか?」


堅一においしいと言ってもらえて、とてもうれしい。

しかし自分で食べると、やはりまだまだという気がする。


「でも、主任にはまだまだ敵いません・・・私も、もう少し上手になりたいです」

「まあ、経験値が違うからな。今度は一緒に作ろうか」

「本当ですか!教えてください!」


大好きな人と、大好きなご飯を作る。

それは絶対に楽しい。

今から想像して、気持ちが明るくなった。


「どうして急に手料理を作ろうと?」


堅一に聞かれ、夏南は言葉を探す。

最初のきっかけは、真子と森田に相談したからだが、一番の理由は・・・。


「主任にも、感じてもらおうと思ったんです。・・・好きな人に、おいしい物をいつも作ってもらえて、私がどれだけ幸せなのかって。・・・・・・主任?」


堅一は拳骨をこめかみにつけて、肘をテーブルに預け、何とか頭を支えている。

どうしたのだろうか。


「今日は月曜日だよな?」

「え、はい」


脈絡のない質問に、夏南は戸惑いながら答える。


「つまり明日は仕事だ」

「そうですね」

「そしてここは君の部屋だ」

「そうですが・・・主任?どうしました?」


当たり前のことを聞く堅一に、夏南は不安を覚える。


「あまり可愛いことを言うな、夏南。理性が吹っ飛びそうになる」

「私、何か言いました?」

「・・・ああ、うん。俺が頑張るしかないんだよな」


そう言うと堅一は、諦めたようにため息をつき、ぼやいた。


「一生分どころか、来世分の理性も使い始めてる気がする・・・」

「そ、そうですか。じゃあ来世の私は、大変ですね・・・」

(今だって私には刺激が強すぎるのに、これで主任の理性がなくなったらどうなることか)


そう考えて理性ある堅一でよかったと思っていると、いつの間にか目の前に当の本人がいた。


「え?主任?」


唇を急にふさがれる。


さっきよりも、もっと強く。


夏南は驚いたが、3回目と言うこともあり、少し慣れてきた。体のこわばりが少しずつ取れていく。

その時、それまでにはなかった刺激に体が勝手に跳ねた。


(な・・・舐められた!?)


唇を吸ったり舐めたりされているらしい。

くすぐったくて、ぞわっとして、どうしていいか分からないうちに息が苦しくなってきた。

息を吸おうと口を開けると、堅一の舌が一緒に滑り込む。

夏南は口の中全てを舐められているような気持ちになる。


「はっ・・・ぁ・・・ん・・・」


自分の声とは信じられない甘い吐息に、頭がパニックを起こす。

堅一の舌は口から離れ、耳や首筋を伝っていく。

その未知の刺激に、体が勝手に震えてしまう。

でも今日は。これ以上は。


「しゅ、にん・・・だめ・・・」

「まだだめか。まだお互いを知るには時間が必要か」


そう言いながらも、堅一は止まらない。

違う。この2週間ほどで、もう十分知った。自分がどれだけ堅一が好きなのか。堅一を・・・欲しいと思っているのかを。


だが今日はだめなのだ。心の問題じゃない。

体をなぞる手や唇に、流されそうになりながら必死に夏南は言おうとする。


「ち、がう・・・そうじゃなくて・・・」

「何が違うんだ」


とうとう、堅一の手が夏南の胸に到達したとき、最後の抵抗が実を結んだ。


「違うんです!大人なら察してください!できない日があるの、知ってるでしょう!?」


急に半泣きになって叫ぶ夏南に驚き、堅一は両手を上げて離れる。

その隙に夏南は、堅一から一番遠いところに逃げた。

気持ちを落ち着けるために、クッションを胸に抱く。


「夏南・・・その・・・アレなのか」


ようやく察した堅一に、羞恥も相まって叫ぶように余計なことまで言ってしまった。


「そうですアレです女の子のめんどくさい1週間ですよ!だからだめって言ったのに!主任のバカー!」


残念ながらただいま4日目。やっと折り返したあたりだった。

クッションに顔を埋めて叫ぶ夏南に、堅一は沈み込んで謝る。


「それは、申し訳ない・・・」


その声を聞き、夏南はクッションから顔を上げた。


別に堅一が悪いのではない。

タイミングが悪かっただけだし、そもそももっと早く自分が止めればよかったのだ。

でも、欲しいと思ってしまったことで、すぐに言えなくなってしまった。

先程まで夏南も一緒にいた場所には、堅一が1人。


もし夏南の体調が万全だったら。

今頃は2人、結ばれていたのだろうか。


そんなことを考えていたら、堅一の顔がまっすぐ見れず、夏南は顔色を伺うように上目遣いで声をかける。


「主任」

「・・・なんだ・・・?」

「あの、だから、次の週末まで、待ってくださいね・・・?」


それだけ言うと、夏南はまたクッションに隠れた。


(考え、伝わった・・・よね?うわぁ・・・恥ずかしい・・・)


堅一からの返事はない。

夏南も顔を上げられず、数分が経過した。


「夏南」

「は、はい」


クッションに顔をうずめたまま、くぐもった声で答える。


「今日はちゃんと我慢するから・・・いっぱいキスさせて」


その甘えるような言い方が初めてで、知らない堅一の顔を知ってうれしくなる。


「キスだけなら・・・」


おずおずと顔を上げた夏南に、いつの間にそばに来ていたのか堅一がさっそく唇を重ねてくる。

情熱的なキスは、夏南が「おなかすいたから今日はもうおしまいっ!」と止めるまで、何度も何度も繰り返されたのだった。




翌日。

今日のランチは真子と2人だ。

夏南が前日の出来事を60%くらいに抑えて話したのだが、根掘り葉掘り聞きだされ、結局95%くらい言わされてしまった。


「あーそれでかな」


妙に納得した真子の言い方に、夏南は疑問を覚える。


「何が?」

「あんたアレだったんでしょ。聞いたことがあるんだけど、女性ホルモンの関係で、味覚が多少変わるらしいよ。おいしいちらし寿司なのに何で納得しないのかなーって思ってたんだよね」

「それは知らなかった・・・」


味覚にも影響するとは。今度はそこも踏まえて料理を練習した方がいいかもしれない。


「まあとにかく」


ぽん、と肩に手を置かれる。

気のせいか、真子の顔がニヤニヤをこらえているように見える。


「頑張んなさい、週末」

「・・・!」


真っ赤になった夏南を、面白そうに眺めながら、真子はパスタセットを食べる。


夏南は新たな悩みを抱えながら、それでも幸せな気分で、おいしいランチに舌鼓を打つのだった。

さて、堅一お待ちかね(笑)の週末編。

短めになる予定です。

しばしお待ちください。

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