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一話
僕…また嫌われるのかなぁ
いやだな。寂しいよ。ひとりっぼっちは怖いよ
だれか……だれか……
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その日、私は自室にこもって明日までの学校の課題をしていた。
「うわ―――――まだ8ページも残ってんのにぃ」
ぐいっとうでを上にのばしてのびをした。
『しくしく』
どこかから聞こえてくる泣き声。
かわいたような声だった。
「(誰だろう)」
いやいや、誰とか言う前にこの家で子供といったら私しかいないし親は今、買い物に行っている最中だ。人がほかにいるはずがない。
『しくしく』
もう一度部屋を見回してみる。何もいない
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はずだった
私の部屋のすみっこに黒い鉛筆でぐちゃぐちゃ書いたような色の人の形に似ている何かが泣いていた。
「どうしたの?」
頭よりさきに口が動いていた。あー、なんで私得体の知れないものに話しかけちゃうかなぁ
数秒するといきなり立ち上がり
『キミ ノ ナマエ ヲ オシエテ?』
私に話しかけてきたのであった
はじめまして!黒い恋人です
この小説をよんでいただいてありがとうございます!
がんばって書いていこうと思います(‘・ω・’)