第2話
由宇ははっきり言って女じゃない。
だってさっきのパンチ…あれはプロのボクサーでも見えないよ!?
いつか光の速さを超えてしまうかもしれない…
あぁ怖っ!!あの人を怒らせると地獄を見ますぜ…。
しかもかなりの自己中。この前なんか急に
『スイカ食べたいなぁ。って事で買ってきな下僕』
…って今秋ですが!?由宇さんもうサンマの時期ですよ…僕って下僕だったんだ(泣)
それでやっぱりなかったから代わりにメロン買ってきたら…
『死ね』って…
そのあとメロンを口に突っ込まれて本当に死ぬところだったよ。アハハ。
まぁこんな感じかな。あれ??これじゃイメージ悪すぎる??
いいところもいっぱいあるんだょ??
いいところは正義感が強い所。
満員電車の中で痴漢にあってる女の子助けてあげたんだけど、その後は…さすが由宇。痴漢に
『天罰なり!!これでもくらえ!!』
って言って痴漢の〇〇〇(自主規制)に足蹴り30回とプロレスの技掛けてたよ…
あの痴漢の〇〇〇(自主規制)…もう使い物にならないだろうね。ヨカッタヨカッタ♪
僕の時もそうだったなあ〜僕小学生の時、中学生に絡まれたんだ。そしたら待っていましたとばかりに由宇が飛び出してきて、全員倒してたよ。
あの時は良い思い出になったよ。ふふっ
あっやっと家から出てきたよ。
『由宇!!本当に遅刻するって!!』
僕がそう言うと由宇は舌打ちをし、足踏みをし始めた。
ま、まさか…
タ…タ…タ…
…タタッタ タタタタ
僕がまばたきをした次の瞬間―…
シュッ!!
…消えたよ――!!
本当に光の速さで走ったよ――!?
由宇キミは本当に女かよ!?人間かょ!?
ア〇レちゃんとかじゃないの――!?
由宇には驚かされる事が多いよ…いつ死んでもおかしくないよ…。
僕の心臓よ…
どうかショック死だけはならないでね。
でも…
実は僕由宇の事好きなんです。僕ってかなり勇者なのかも…
多分好きになったのは助けられた時からだと思う…なんか由宇がヒーローに見えたんだ。普通逆だけどね(笑)
でもどうしても由宇には勝てないんだよね…男としてこれはどうかと(汗)
だから僕は陸上部に入って毎日走ってる。
でも…やっぱり…
光の速さで走る由宇には勝てる自信がありません(汗)
なんせ神の領域を超えているからね。
僕の幼なじみは…
世界…ううん。
宇宙一