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#13
今までは暗い海の底に沈んでいた。だからいつも不安で、何を信じていいのか分からなかった。でも。
「もう大丈夫だ。明るい場所を見つけたからな」
影山は笑って頷いた。その目元はわずかに光っていた。
独りになって、たっぷり考える時間ができて、やっと答えを見つけた。
離れていても想い続ける強さ。それは信じる力に帰結される。影山を信じて良かった。信じてもらえて良かった。そう思う日を迎えることができて……本当に、良かった。
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心にどれほどの陰りがあるのか、封筒に入った紙に記されていた。
鉛色の雲に空が覆われる。
他人のため息を吸って生きる世界が始まる。
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