~プロローグ~
興味を持ってくださってありがとうございます☆(*^^*)☆
頑張りますので、いろいろと思うことはあると思いますが温かい目で見守って頂けると幸いです。
真っ暗な森の中、一軒の小屋の周りに人影が息を潜めて取り囲む。
「——行くぞ」
空色の髪色をした一人が左手を上げる。
それを合図に人影が一気に走る。
扉を壊す激しい音と共に人がなだれ込む。
「なんでぇ?」
空色の髪をした男が剣を構えながら歩き、目の前にいた男に告げる。
「お前達を違法薬物売買で捕縛する。」
中に居た男たちは一斉に動き出す。
「くそ!逃げるぞ!」
「逃がすな——」
◇◇◇◇
「ソード様、全て拘束完了しました。」
「あぁ、そろそろ戻るか。」
空色の髪をぐしゃっとかき上げるとめんどくさそうに立ち上がった。
————ッ
「おい!なにか聞こえる。全員警戒せよ!」
周りに警戒しながら小屋の奥に足を踏み入れる。変わらす嫌な薬のにおいが充満し、思わず顔を顰めた。嫌な違和感を感じる。おかしい、ここだけ異常に薬のにおいが濃い。
ふと、目に付いた木箱を見るとなにか引きずった跡がついている。今日のおかげで丁寧に隠すことは出来なかったようだ。
跡に倣って木箱を動かすと床に何かが見えた。
「……扉?」
待機の合図を送りその扉に手をかけた。すると強烈なにおいと共に扉が開く。頻繁に出入りをしていたようで難なく開いたものの中をみると驚愕する。
「——女性だとッ?!」