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 これって物語の始まり?

「であるから、受験というのは戦いなんだ。俺たち教師も必ず力になるから一緒に乗り切ろう!」


 高校3年の春、始業式が終わり、帰りのホームルームでの担任のありがたい話を聞きながら俺はため息をついた。



 神崎 夏はこの辺では有名な進学校に通う高校3年生。中学ではそこそこ頭が良く大人の言う通りにこの学校に進学したが、高校には馴染めず、まぁなんと言うかやる気のない生活を送っている。


 それは長くありがたい話を終え、先生は教室を出て行ったので俺もそれとほぼ同時に教室を後にする。


「あーもう色々めんどくせぇ。アニメみたいに異世界に行けたらどれだけ楽か」


 家に帰り、日課であるランニングをしながら、そんな戯言を呟いた。自分でも異世界転生などに憧れるのは厨二っぽいと思ってるが、この何もない同じことの繰り返しをしているような生活には、かなり飽きてきたところだ。


「まぁでも、俺も大人になればきっと、この社会に汚染されて歯車の一つにされるんだろうな…」


 そんなことを考えながらいつもの山道を走っていると、一人の女性が立っていた。長い髪に、真っ白な服装。遠くて顔は見えないが、雰囲気で美女だと分かる。普段自分から人に声なんかかけない俺だが、気付けばその女性に吸い込まれるかのように近づいていた。


「あのすいません、こんなところで一体何を…」


 別にどこで何をしてようと、その人の自由なのだが、何故だか、俺はその女性に話しかけた。


 すると彼女はこちらを向いて微笑み――

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