軍に命を狙われる今日この頃
「我々日本政府に対し宣戦布告してきたテロリスト集団に関してですが、我々日本政府の対応と致しまして米国と協力体制をとることと致しました。
よって、明朝午前六時、声明に有った六条市内の拠点に対し、説得を試みる第一部隊を派遣。
それに応じなければ、その三日後である今月27日、午前六時に、自衛隊と米軍からなる歩兵部隊を派遣します。」
午前六時。
「松山英樹さん、貴方が声明を出したテロリストですか?」
なんだ朝っぱらから騒々しい。
っつーか松山英樹ってだr……
お れ だ !
「何の話ですか?
私には覚えが無いのですが…」
「我々は日本政府により派遣された警察庁の者です。
テロリストによる声明で、此処が拠点だと明言されていました。」
「どーゆーことですか?」
「やつめ…しらばっくれる気か?」
「まぁ良いでしょう。
我々は宣戦布告を仕返しに来ただけですから。」
「あのー…何の話なんですか?」
「貴方が投降しなければ、三日後の午前六時、歩兵部隊による攻撃が始まります。」
何なんだ一体。
悪戯か?
まぁ良い。
戦闘の準備だけしてみよう。
「それではまた三日後。」
警察庁の人が帰ってった。
先ず、ホームセンターで、
ガソリン
洗剤
塩ビパイプ
ホース
ガスバーナー
化学肥料
油
シャベル
掘削機
花火
ベニヤ板
フラッシュペーパー
バケツ
ペットボトル
ハンマー
ライター
虫除けスプレー
を手に入れ、更にネットで
硫黄
石炭
硝石
ドライアイス
業務用ガラス瓶
を購入。
加えて、♪本を売るなら~♪のbookをoffする店で週刊跳躍系の某少年誌などを購入。
幸い、普段真面目に働いて、節約もしていたお陰で金ならある。
みんなも、軍に狙われた時の為に真面目に働いて節約もしよう!
そして、それらをセットしていく。
先ず、毒瓦斯発生装置を作る。
一階の床に酸素系の洗剤をばらまく。
そして天井に小さな穴をあけ、紐を通し、引っ張れば塩素系洗剤が下に流れる様な装置を作る。
壱 図之置装生発斯瓦毒
弐 図クジ同
これで完成。
次に、硫黄、石炭、硝石を混ぜ合わせ黒色火薬を作る。
更に、木の板にガソリンを染み込ませ、細かく砕く。
庭を軽く掘ってそれを置き、その上に黒色火薬を乗せる。
加えて、その場所まで黒色火薬の導火線を繋ぎ、室内から着火出来るようにする。
最後に軽く土をかければ完成だ。
数カ所に同じものを作り、火攻めの用意もOK。
しかし、この罠をより悪質なものへとするため、あるものを使う。
バケツとホース。
それらを使い、ガソリンを敵にばらまく用意をする。
これにより、火がつけばたちまち周りや仲間に引火する。
次に、火炎放射器だ。
図の様に虫除けスプレーにライターをくくりつける。
これで近距離武器は完成だ。




