条件と了承
翌日。
ソフィアたち一行にはとりあえず案内役を付けて俺たちの戦力について見てもらってたわけだけど、どうだったろうか。
感想も聞いてみようかな。
これからのこの国の主力になるわけだし。
ふぅー、そろそろ行きますかね。あっその前に二人も連れて行かないとな。
起きてるだろうか?
俺は自分で二人を迎えに行く。
初対面になるわけだけど何もなかったら良いな。
コンコンコン
「おはよう。準備は良いかな?」
「あっおはようございます。今行きますね」
返事が返ってくる。まぁ昨日から言ってたからな。
時間通りに準備してくれてたみたいだ。
出てきた美由達はダンバで買った服に身を包んでいる。
ダンバでも一番高いお店のオーダーメイドだ。リリアにもしもの時のために買っておきましょうと言われてなったわけだけど本当にもしもの時が来たな。
美由は白をベースとしたドレスでかなりフリフリが付いている。
可憐な美由にはとても似合っていた。
リリアはリリアでメイド服。いやメイドだからメイド服なのはわかるけど、リリアのメイド服以外の格好を見た事ないんだよな。
以前部屋が見えた時、チラッと大量のメイド服が見えたんだよな。
けど今日のメイド服は特別製なのはわかる。いつもは量産型だけど、今日のはいつもよりフリフリが多くて生地もいいものを使っている。流石オーダーメイドだ。
「どうですか?」
「二人とも似合ってるよ」
高かったけど、これだけ良いものが観れるから買ってよかったな。
二人ともニコニコして可愛いしね。
さてと、ではお姫様達のお迎えも住んだ事だし、ソフィアとのお話に行きますかね。
俺たちは昨日の天幕へと行く。
とりあえず今日はホットミルクを飲んで待機する。
少し経ってから扉が開き、そこからソフィアが部屋へと入ってくる。
「おはよう」
「おはようございます」
軽く挨拶をして座ってもらう。
「そういえば他の人は今どうしているんですか?」
報告では護衛やメイドなどを合わせて14人で来てるらしいのだがこの部屋には誰も付き添いで来てないんだよね。
俺自身はそういう命令は出してないんだけど。
「部屋で休ませています。一人でいた方が信用も得られると思いましたので」
やっぱりソフィアの命令だったのか。
まぁそういう風に思ってくれてるならいいか。
「それから言葉遣い戻ってますよ?」
「えっあ、ごめん」
「「じー」」
横から二人の視線が突き刺さる。
俺は触れるのが怖いので二人を紹介することにする。
「まず、この二人が美由とリリア。美由は俺と同郷の者で、リリアはここに来てから知り合った子だよ。」
一拍置いて次はソフィアについて紹介する。
と言っても俺も知り合ったばっかなんで簡単にね。
「それからこっちがソフィア。この国の王女様で、運命の巫女だそうだよ」
「ソフィアさんよろしくお願いしますね」
「はい、よろしくお願いします」
いつになく美由さんが高圧的だ。
ソフィアもたまらずにおどおどと返す。
それから本題に入る。
「それで昨日の事だけど、きちんと決まったことを話そうと思うんだ」
「はい」
「とりあえず、ソフィアとの婚約は受けようと思う」
「本当ですか! ありがとうございます!」
一目でわかる喜びようだ。
けど俺って昨日会ったばっかなのにここまで喜ぶものなのだろうか。
「けど3つだけ条件がある」
「そ、それはなんでしょう」
これまたわかりやすいほど、不安そうな顔になる。
この子、感情がわかりやすいな。
「ひとつ目はこの2人との婚約も認めること」
「2つ目は、妻においての順位なんだけど、俺自身は順番なんて付けたくないし、結婚してくれるみんなを平等に愛したいと思ってる。君は王女だから本当は正妻になるべきなんだろうけど。僕は出会った順番にしようと思うんだ。そこを了承してほしい」
「わかりました。婚約できるので有れば受け入れます」
よかった。素直で。
「それでもう一つはなんでしょうか」
「それは、これからちゃんと仲良くお互いのことを知り合いましょってだけかな。だからよろしくねソフィア」
「はい! よろしくお願いします」
「それじゃあソフィアさん一緒にお茶しませんか?」
「そうですね。私がお茶をいれましょう」
「はい! ご一緒します」
どうやら3人ともうまくやってくれそうだな。
さてと置いて行かれた俺は、護衛の人にでも挨拶しようかな。
俺は一人、護衛達が泊まってる天幕へと足を伸ばす。
すると天幕前では剣を振る初老の男性がいた。
「こんにちは。はじめまして。ソフィアの護衛の方でよろしいですか?」
そのいかにもな方に声をかける。
他にも居るんだろうけど、天幕で休んでいるのだろうか、今はいない。
「ええ、私は近衛騎士ゼファと申します。もしや朝霧様でしょうか?」
「ええそうです。朝霧と言います」
天幕付近に設置された椅子に腰掛けてそう答えた。
これからまた書き始めます




