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ただの日常

悪徳奴隷商人との一件が終わり1週間が過ぎて、奴隷にされていた彼女たちも冒険者ギルドの力を借りて次々と故郷へ帰すことが出来た。


最初に冒険者ギルドに悪徳たちを連れて行った時は騒ぎになったけれど、大人しく自供した男たちの証言もあり、すんなりと事は進んだ。男たちはその後衛兵たちに連れて行かれて今は鉱山にて強制労働をさせられてるらしい。


そんなこんなで俺たちの日常は元に戻る。

前の3ヶ月のように、自衛隊の強化をして魔物を狩って売るという行為を、また4ヶ月続けた。ランクもかなり上がりすでにS級になり、不相応な感じがする。


まぁ冒険者自体は身分証代わりにとったし、そんなに気にする事ないか。


この4ヶ月で増えた隊員は、1920人合計で3360人になった訳だ。

1440人は普通科で、他はばらばらに機甲科、施設科、武器科、需品科、情報科を均等に、一応航空科も、作っているけど今の段階で空を飛ぶものだと流石に目立って仕方がないだろう。


でもいずれは航空科も設立したいと考えている。

なんと言っても俺自身航空科隊員だからな。


正直今まで戦闘もしてきたし、色んな職種を作っていこうと思っているけど、他の職種は知識が足りないことが多いんだよね。

でも、ホムンクルスたちはかなり知識を持ってるから俺必要ない気がするけどな。

彼女達wiki並みだしね。ここ重要!テスト出るからね。


まぁ俺はどんと構えてトップとして君臨しておこう。


それにしても今日も平和だな。


カキーッン


ヒューー


ポッ


硬球か?


あー確かこの先はあれがあったな。


俺はボールの飛んできた方に歩いていく。


「ナイスバッティング!」


「いぇーい」 


「くそっ!打たれた」


そこは隊員のために作ったグラウンドで、今日は野球の試合をしているようだ。


各ユニホームに身を包んだ少女達が、汗を流しながら懸命に試合する姿はどこかいいものだな。


俺はそのまま近づいて、観客席に座る。


「あー」


「ストライク! バッターアウト!チェンジ」


三振しちゃった。


これで交代か。


スコアはっと。


普通科が3で機甲科が2で普通科が一点リードか。


それでいて最終回裏機甲科の攻撃か。


一点を追う機甲科意地を見せてくれるのか?


「さーバッターは橘。普通科は抑えに橘を登板させるみたいですね。」


おっ一応実況もあるのか。


というかここでもどっちも橘なのね。

当たり前か。


「橘第一投投げました!」


カキーン


「打った! 三遊間面白いあたりだ!」


おっこれは抜けるか?


ショートの橘は飛び込みキャッチする。

それをサードの橘に投げて、サードの橘が1塁送球、ギリギリの所でアウトになる。


「アウト!」


「橘ファインプレーです!抜けると思った打球をしっかりとキャッチしました。その後もサードの連携鮮やかでした。解説の橘さんどうでしょうか」


「はい、流石としか言いようがありませんね。彼女は普通科の橘の中でもトップの身体能力を誇りますからね」


「なるほど。さて次は2番橘ですね。」


「はい、ここは塁に出たい所ですね」


ここでてないときついぞ。

しかしあのピッチャーも早いな。


メーターには142と出ている。


いやいやいや女子で142って化け物かよ!俺もそんなスピード出ないぞ!


女子プロで最高速度が確か128キロじゃなかったか?

やっぱり彼女たちも異世界仕様で身体的強化が入ってるんだろうな。


カキーン


「打ち上げたー」


これでツーアウトか、苦しいな。


「もう後がありません。3番橘どうにか続けたい」


カキーン


おー綺麗な当たりだ。


「繋ぎましたよ」


それから4.5と続けてヒットを放ち2アウト満塁になる。


「抑えの橘ピンチです。このピンチを凌ぎ切れるのか?」


「ストライク!」


「ボール」


1.1か


「ボール」


「ファール」


「ファール」


「ボール」


「ファール」


「カウントはフルカウント。1発出れば同点又は逆転。一方押さえれば普通科の勝利です。運命の一球投げました!」


カキーン


「打った! これは大きいぞ!」


おいおい俺のところに来てんな。

入るんじゃね?


センターの橘が必死に追いかけてそして飛んだ。


ボールはグラブに収まった。


「あー。ボールは無情にもグラブに入ってしまいました。どうでしたか解説の橘さん」


「いやーどちらもいいチームですね。どっちが勝ってもおかしくない試合でした。最後は橘投手の力強さと、センターの橘のファインプレーを褒めるしかありません」


確かにそうだな。

最後のキャッチはすごく飛んでたしガッツがあったな。


「ナイスキャッチだったぞ」


俺はそうセンターの橘に声を変える。


「そ、総司令官!」


彼女は慌てて敬礼をする。


「いいよいいよ。今日は無礼講で。次も頑張れよ」


「は、はい! ありがとうございます」


俺は手を振りながらグラウンドを離れる。


いやそれにしても平和でいいな。


俺はそう思いながら、この日常を守りたいと再度認識した。

本日から2章始まります。


できうる限り頑張ります。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] チーム全員……ってか3360名の隊員全てが橘で呼び分けできるのw ?……作戦遂行中は、code nameかTAG name を付与すれば支障は出ないだろうけど( ̄▽ ̄;) [一言] 一…
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