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戦闘目前

拠点についた俺たちは早速小隊を呼んで、彼女達の世話をさせることにした。


そこには美由もいた。自分から世話をすると申し出たのだ。

特に危ないことも無いので好きにさせることにした。


「橘3佐、入ります。先程連れてきた女性がお礼を言いたいとのことで連れてまいりました」


今日の報告書を呼んでる最中にそう報告に橘3佐がやってくる。


「わかった、入れてくれ」


「かしこまりました」


そうして二人の女性が入ってくる。


一人は以前もみたケモ耳少女だ。

もう一人はあの時見た少女集団で1番の年長に思えた人だろう。


「この度は助けて頂きありがとうございます私はククトの村のセラと申します。テンラ様のお陰で奴隷にならずに済みました。本当にありがとうございます」


セラの名乗ったお姉さんが感謝を述べる。


確かにあのまま行けば違法奴隷になっていたのは間違いない。

それを救えたのは本当に良かっただろう。


「えーと、テンラ様ありがとうございます。私、すごく怖かったからほんとにほんとにありがとうです」


ケモ耳少女もおどおどしながらもお礼を言ってきた。


「こら、名前を言いなさい」


セラが小声でケモ耳少女に注意する。


「あっ私はノアです。よろしくです」


ノアというのか。


「俺は天羅だよろしくな」


俺はそう言いながら彼女の頭を撫でた。


いや、だってそこにケモ耳があったら撫でるよな? な?


「ふニャァ」


ノアも目をトロンとさせ、今にも崩れ落ちそうな声を上げる。


撫でるのをやめると目をぱちぱちと大きく開けてハッと我に返っていた。


なんだこの小動物は可愛すぎるだろ。


しかし部下の手前これ以上楽しむわけにはいかないからな。

俺はこれ以上はやめて彼女達に話しかける。


「ほとぼりが冷めるまではここでゆっくりしていってくれ。おそらくまだ敵性勢力が残っているからな。事が済んだら冒険者ギルドと連携して君たちは故郷に送り届ける事を約束しよう。」


「ありがとうございます」


「ありがとうです」


二人はお辞儀をして、そのあと他愛もない会話をしたのちに彼女達は退室する。


俺はそれを見届けて報告書の続きを読み始めた。



あれから2日経過し、ここにきた少女達もここにはだいぶ慣れたのか、隊員達と仲良くお喋りをしている。


うん。緊張も解けて、リラックスしてくれているようで良かったよ。


やっぱり風呂があるってだけで大分違うんだろうな。


その時だった。


「報告します。武装した集団が100名ほどこちらに向かって前進中です。まもなく防衛ラインの歩哨の位置までたどり着きます。」


ほほう、ようやくきたか。

森とだけしか伝えてないからな。

これが本隊である事を祈るよ。


「拠点防衛部隊を残し、全部隊で迎撃に移れ、敵は100人であるが徹底的にやるぞ。例の部隊も待機させておけ」


「了解」


俺の命令を受け伝令者は伝令のため部隊に走って行く。


「よし」


俺も行くか。俺は自らの装備を確認する。

89式よし、P220よし、弾倉よし。


他の装備にも異常は見られない。

俺は部隊が集合している場所に向かった。


俺が直接指揮する部隊通称0小隊。

これは自衛隊関係なく全ての知識を詰め込んだホムンクルス16体からなる小隊だ。


拠点入り口、最終防衛ラインよりさらに後方に構えられた防衛作戦本部の天幕に入る。


「座ったまま気をつけ」


「作戦会議を実施します」


「実施せよ」


俺用に空けられた席に座り、作戦会議を見守る。


そうして作戦会議が始まった。


机の上に広げられた地図を見ながら、俺の右斜め前の橘が話し始める。


「まず、情報によると敵は3つに分かれて東から侵入してきました。敵は辺りを警戒しつつも、こちらに真っ直ぐ向かって来ているようです。第一防衛ラインの到着予想時刻は1345約20分後となります」


「なるほど、敵はここの位置を把握しているわけか。もしかしたらここの盗賊とも繋がっていたのかも知れないな」


俺の考察を聞きながら、話を続ける。


「はい。そう思われます。そして配置を敵の数に合わせ、右側を第1中隊第3中隊、左側を第2中隊、第4中隊、中央を第5中隊で防衛したいと考えております。重迫撃砲中隊については森での戦闘であり、誤爆の恐れもありますので、拠点防衛につかせようと考えております。」


全ての作戦を確認して俺の意見を述べる。


「わかった。それで行こう。俺の0小隊も中央で戦わせてもらう」


「かしこまりました」


俺はそのまま席を立つ。


「これで作戦会議を終わります」


敬礼の後解散する。


各幹部達は各々自らの部隊に戻る。

彼女らはこれから中隊の指揮を執ってもらうからな。


それから俺は中央を任された第5中隊中隊長たちばな2佐と0小隊と共に配置につく。


若干の緊張を覚えながら待機する。

地球でも、異世界でも、さすがにここまでの規模の多対多の戦闘は初めてだ。


もしかするとこれが自衛隊のスキルの最終試験になるかも知れないな。


左右から聞こえる銃声と悲鳴。


悪徳奴隷商人と自衛隊の戦いは始まった。

ストックがうぅぅぅx


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