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ダンバの街

ゾンビの掃討を終えた俺たちは、パジェロの旅を続け、3時間ほど走った。


あたりも日が落ちはじめ、ようやくダンバの街の壁が見えてきた。


俺たちはパジェロから降りて、歩いてダンバへと向かう。

門の前には列が出来ていて、身なりから冒険者だと推測できる。


ちらほら商人らしき人もいるが、基本はクエスト終わりの冒険者で間違い無いだろう。


最後尾に並び、15分ほどで俺たちの番が回ってくる。


「次。身分証をお願いします」


俺たちは、それぞれ冒険者カードを見せる。


俺と美由の分だ。リリアの分はない。


「冒険者二人に、奴隷一人だな」


リリアは奴隷なので主人と共に居れば身分証は不要なんだそうだ。


「ようこそダンバの街へ」


身分証があるお陰で、比較的簡単に街に入る事が出来た。


「じゃあ冒険者ギルドに行って、魔石の換金と宿屋の場所でも聞きに行こうか」


街についた俺たちは、早速冒険者ギルドに行って換金とおすすめの宿を聞くことにした。


ギルドの前に着くと、ハッセルとは打って変わって、2階建ての木造建築だった。


しかし中は似たようなもので、酒場では冒険終わりに飲んだくれている者もいた。


冒険者はいつ死んでもおかしくないから、お金を貯めるタイプと、その日暮らしで過ごす者に分かれるのは聞いた話だ。


受付は列ができていて、クエストの報告などを行なっている。


俺たちも、一番空いてる列に並んで順番を待った。


前の3組ほどが処理を終えて、順番が回ってくる。


「いらっしゃいませ。あら? 新しい方ですか?」


「ええそうですよ。今日きたばかりなんです」


俺は今日きた事を伝える。


このお姉さんはどうやら仕事で会った人の顔を覚えているようで見覚えのない顔だったからとのことだ。


「やっぱりね。そうだと思ったのよ。あっカードの提出お願い出来るかしら?」


「どうぞ」


言われたとおりにカードを出す。


「それで今日は拠点の変更報告でいいのかしら?」


そんなの聞いてないぞ?


「あれ?それって必要だったんですか?」


「要らないわよ? でも長期滞在する際は言ってもらえるとありがたいから冒険者ギルドでは推奨しているわ」


「なるほど、じゃあ変更のお願いと、それと魔石の買取をお願いします」


「魔石ね、わかったわ。ここに出して頂戴。」


俺たちはそれぞれ持った魔石を机の上に置いていく。


「はぁー結構ありますね。んー」


彼女は袋をかけて中の魔石をみる。


「大きさ的にD級かしら?数もそこそこあるしちょっと計算してくるからこの札を持って酒場でまっててくれるかしら?」


「わかりました」


そういうと彼女は袋を裏に持っていく。


俺たちはその間時間を潰すことにした。


酒場には、打ち上げをしている冒険者たちがすでに飲んでいる。


俺たちも3人が座れる席を見つけて、座る。


メニューを確認するとお酒以外にもちゃんと置いてあるようだ。


俺自身は飲みたいのだけど、美由たちもいるからな。特に美由はまだ飲ませては行けないだろうし、俺が潰れて何かあったときに対応出来ないのは困るからな。


「みんな何飲む?」


「えーとミルクで」


彼女は恥ずかしそうに伝えてくる。


かわいいと思いつつ、リリアの方もみる。


「リリアは?」


「私は奴隷ですので、大丈夫です」


リリアは奴隷は施しを受けないとでも思っているのだろうか?

多分それがこの世界での常識なんだろう。

けど、俺は異世界人、奴隷を奴隷として扱うつもりはないんだよな。


「遠慮することはないよ。俺は、と言うか俺たちはリリアの事を奴隷として扱うつもりはないよ。メイドとして、仲間としてリリアにも接して欲しいな。ねぇ美由」


俺は思いを伝えて、美由にも同意を取る。


「はい。私も同じ意見です」


「ご主人様……。では私もミルクでお願いします」


美由もリリアもミルクを選択した。


「なら俺もミルクにしようかな」


俺もみんなに合わせてミルクにする。


「マスター、ミルクを三つお願いします」


「ホットでいいかい?」


「はい」


渋めのマスターは注文を聞いて、作り始める。


すぐに俺たちの前に、温められたミルクが置かれた。


「乾杯」


「乾杯」


「カンパイ?」


俺たちはグラスを合わせ乾杯する。リリアも見様見真似で乾杯し、甘いホットミルクを飲みながら受付のお姉さんを待った。

もうすぐ、テスト泣きそうです


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