〈パート2 2日目午後〉
2日目午後
キルケ「とりあえず占い結果聞くわ」
ソクラ「高校生が人間」
晶子「嘘くさ」
ウィト「まあでも高校生がすっげえ村人になったね」
キルケ「なんで今まで黙ってたん? 正直9割偽物にしか見えへん」
ソクラ「え、そんな理由ないけど。タイミング失ってただけじゃ」
キルケ「タイミングは早いうちか、プラトンの後やろ。偽物に出て来られたら黙っとく理由ないで」
プラ「まあ俺以外偽物だしな、にしても出方がザコ過ぎる」
ソクラ「お前……師匠に向かって……」
フロ「なんだろうソクラテスの気持ちわかる」
デカ「ソクラテスは名乗るタイミングがクサすぎるな」
カン「これでソクラテス本物だったら事故ですね」
ソクラ「え、そんなに? そこまで言う? ワシ泣いちゃうよ。これだから紀元後生まれは」
ウィト「紀元前マウントやめろ」
カン「結局投票はどうします? 僕は自由にさせてもらいますけど」
キルケ「せやな。占われてない人の中から自由でええんちゃう」
プラ「俺はバリバリソクラテス投票したいぜ」
ソクラ「ワシ仮にも占い師名乗っているんじゃが」
ウィト「指定しよう。ソクラテス」
ソクラ「え?」
キルケ「は?」
デカ「は?」
晶子「やば」
高校「指定ってなんですか?」
キルケ「皆で誰か決めて、票を合わせることや」
高校「なるほど」
キルケ「せやけどここで指定する意味なくない? ウィトゲンシュタイン」
ウィト「だって滅茶苦茶怪しいじゃん。ここでソクラテス庇うってことはキルケゴールも怪しいね~」
キルケ「ソクラテスは疑ってるけど、票を集めるメリットが見えへんって言うてんねん」
デカ「俺も同感だね。
A誰かを指定して票を集める。
B自由に投票させる。
だったらBの方が、誰が誰を疑っているかが見えるし情報落ちるでしょ。ここで票集めて落とせる情報減らすことのメリットが見えない」
ウィト「えーデカルトもそんなこと言う? デカルトも人狼だね!」
ガン「この人唯一の霊能者を攻撃したぞ」
晶子「いるよねーこういう全方位殴る人」
ウィト「はい~ガンディーと与謝野晶子は狂人か妖狐だね!」
キルケ「役職めちゃくちゃやんけ」
ニーチェ「しにたい」
――投票の時間です――
高校生は悩みながらも投票した。
――投票結果――
ニーチェ→ウィトゲンシュタイン
ソクラテス→ウィトゲンシュタイン
プラトン→ソクラテス
ウィトゲンシュタイン→ソクラテス
デカルト→ウィトゲンシュタイン
キルケゴール→ウィトゲンシュタイン
フロイト→ウィトゲンシュタイン
晶子→ウィトゲンシュタイン
カント→ウィトゲンシュタイン
ガンディー→ソクラテス
高校生→ウィトゲンシュタイン
ウィトゲンシュタイン 8票
ソクラテス 3票
――遺言――
処刑前に一言残せます。ウィトゲンシュタインは一言どうぞ。
「なんで! 村人なのに!」
キルケ「あんだけヘイト集めたらな」
カント「当然の結果ですね」
――ウィトゲンシュタインが処刑されました――