第5話 父との再開と黒い薔薇
遅くなりましたm(_ _)m
取り合えず一段落したので投稿します。
「どういうことですか!?」
「なにがじゃ?」
「だから、学校って!?」
「じゃからのう…」
話をまとめるとこうだ。
今現在、魔王は封印されている。
魔王の封印が解かれるまでの間、こちらの世界の事を学ぶ。(一年)
同時に、魔法や剣など戦う術を身に付ける。
だそうだ。
「因みに、魔王の封印が解けるのが1年3ヶ月と24日じゃ。」
『細けえ!?』
それから少しの間騒然とっなったが誰かがこんな事を言った。
「なら、その学校の一年間でどうするか考えるのは駄目なんですか?」
「…それじゃ!!!」
『オイ!!!』
かくして、皆が学校に行くことになったのだ。
その日の昼前、僕は王様の執務室の隣の部屋に居た。隣からは…
「よく来てくださいました、クロストフ最高司祭様。」
「堅苦しぃのわぁよしてくれぃ」
何かヘル〇ングの神父の声がする…
「…それではキサラ様、入ってくだされ。」
「ハ、ハイ!失礼します…」
入ってみるとそこには…何か、筋骨隆々のナイスミドルがいた。
「お前…銀髪に空色の瞳…間違いなく我が娘!!!」
「ひっ!!!?」
恐っ!この人恐っ!
「クロストフよ、お主はただでさえ恐ろしい顔をしているのじゃから…」
「すっすまん!我が娘。」
「はっはい…(グスッ)」
「な、泣かないでくれぃ」
(面倒なので、司祭の喋り方についてはここからはご想像で…)
30分後
「そうか、今まで大変だったな。」
「いえ、大切な友達も出来ましたし…」
「しかしだなぁ…」
「それよりもクロストフよ、やるべき事があるのではないか?」
「あぁ、すぐにやろう。」
最高司祭、改め父はそう言うと懐から水晶玉?を取り出した。
「これはエルセオラ家に代々伝わる家宝だ、我が血筋の者が触れれば光を発し、それと同時にこの世界より力を賜る。」
「力、ですか?」
「そうだ、俺の場合はこれだ。」
そう言って左腕を見せてきた。そこには…
「赤い槍?」
「そうだ、これが俺の祝福、神槍ランベルクだ!」
言った瞬間、部屋を赤い光が満たした…光が収まるとそこには…赤い三叉の大槍を持った父が居た。
「こう言うことだ、早く触ってみよ。」
「え?」
「クロストフよ…しっかり説明せい。」
…説明中…
まとめるとこうだ。
この水晶玉はエルセオラ家の人以外にはただのゴ…「ちがああう!」…ただの水晶玉で、エルセオラ家の人が触ると、その人の魔力の色を発し、この世界より祝福の証として体のどこかに紋章が現れるそうだ。
「取り合えず触ってみなさい。」
「はい…」
取り合えず触ってみよう、さわさわ…
ピカアァァァァァッッッッ!!!
空色の光に包まれた
…その瞬間、黒い薔薇の花びらが舞い踊り、黒い一輪の薔薇が…否、黒い無数の薔薇が咲き誇りその真ん中に黒く肉厚で薔薇の彫刻の施された剣がささっていた…
「…ラ…サラ…起きろキサラ!」
「…剛気?」
「気がついたか、良かった。」
「キサラくん…良かった。」
「きぃちゃーん、良かった~!!!」
…ここは、僕の部屋か、王様とお父さんもいる…
「おおキサラ!目が覚めたか。」
「はい、あの…」
「どうした?」
「あの、水晶玉に触った後…」
「触った後?」
「ピカアァっていった後に…「ピカチ〇ウか!」…剛気、うるさい。」
「へいへい」
「光った後に黒い薔薇が一面に咲いて…「黒い薔薇だと!?」エッ?」
「紋章はどこだ?」
紋章、紋章…あった、右手の甲に一輪の黒い薔薇の紋章がある。
「あの、ここに…」
「っ!」
「あの、これがなにか…?」
「クロストフよ、なんなのじゃ?」
「でかした、キサラ!」
エッ!何が?
ありがとうございましたm(_ _)m
次回は4日以内に投稿を考えています。