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サバゲー男子が悪役令嬢に転生して、イベント無視でサバゲー極めたら魔王まで倒す物語  作者: 南蛇井


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98/123

scene8 隠しルート攻略開始

魔力中枢に、静かな鼓動のような振動が走る。


神殿全体が、生き物のように息をしていた。

それは破壊の兆しではない。


――再構築の前兆だ。


魔王は、もはや敵意を向けてはいなかった。

そこにあるのは、ただの“機構”。


世界が歪んだ結果、

必然として起動した――調整装置。


魔王は、最強の敵ではない。


世界のバグが生んだ、必然。


そして本当の問題は、

この存在を生み出した条件そのものだった。


神殿、魔力偏向、儀式構造、

大陸規模の魔力循環。


それらすべてを、

一つの“勝利条件”として読み解ける者。


それは――


転生者であり、

ルールを読むことに人生を費やし、

「撃破≠勝利」を叩き込まれてきた女。


ヴィオレッタ・アルマリク。


彼女は今、

乙女ゲームの“隠しルート”そのものに立っている。


恋愛も、好感度も、エンディング分岐もない。


あるのは、


失敗すれば、世界が詰むルート。


ヴィオレッタは、ゆっくりと息を吐いた。


魔導銃を構えるが、

その照準は――誰にも向けない。


世界全体を、戦場として見る目。


ヴィオレッタ(心)


(ラスボス戦、ね……)


かつては、画面越しに眺めていただけのイベント。


だが今は違う。


(じゃあ)


(“ノーコンティニュー”でいこうか)


選択肢は、もう表示されない。


リトライも、ロードも存在しない。


あるのは、

最初で最後の完全攻略だけ。


こうして――

悪役令嬢は完全に、物語の外へ出た。


プレイヤーとしてではなく、

世界を勝たせる存在として。


隠しルート攻略、開始。


次章――

世界システム修復戦、開幕。

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