雨澤穀稼さま「ねこたま」アレンジ編
こちらは2025年8月15日~10月31日に渡って開催された幻邏様主催の「プチイラスト企画」でいただいたイラスト・投稿したイラスト作品を集めたものです。
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テーマ1 私の絵をあなたの絵で見たい
雨澤穀稼さまからのお題絵
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ねこたま
(げんら:どこに入れたらいいかわからないとのことで、テーマ1へ。
みなさまの絵で、にゃんこの魂を描いてくださいまし!)
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ねこです。雨澤様は猫がお好きと見えます。前回の企画でも、猫のお題をいただいた記憶があります。わたしも猫が好きなので、猫描きましょう!
こちらを向いた、しかも正面顔の猫ですね。それは良いのですが、周りの渦巻くように流れる線は、なんなのでしょう?
これを何と捉えることによって、表現方法は変わって来るかと思います。手足としっぽは見えているので、空気の流れかしら? 異次元空間を進んでいるようにも、見えなくもない?
不思議な空間を駆ける猫?
ふと、「シュレーデンガーの猫」という単語が浮かびました。あの量子力学の、アレです。あの箱の中の、猫ちゃん。
シュレーディンガーは思考の中の実験をわかりやすく猫のたとえ話にしたそうですが、わかりやすかったからこそ、このたとえ話は本人の意図とは別に、色々な方向へと広がっていったわけです。わたしなんか、SF小説で知ったもの。
それはさておき。
あの実験に使われた猫ちゃん。シュレーディンガーの名誉のために余分なことを付け加えておきますが、ホントに猫を箱に閉じ込めて放射線を浴びせかけたわけではありませんよ。
あれは仮想実験。
物理学者ボーアの唱えたコペンハーゲン理論を論破するために作ったたとえ話なのですが、回り回ってボーアの「わかったようでわからない結局よくわからない難しい話」をわかりやすく説明するためのたとえ話になってしまいました。なんじゃ、それ。(わたしも、コペンハーゲン理論はようわからんわ!)
でもね、なんともフワッとしたボーアの理論は、なろうに似合いそうな気もします。平行世界だとか、結果を確認した時に結論がわかる――だとか。
じゃあさ。実際に実験に使用されたわけではないとしても、当の猫ちゃんはどう考えていたんでしょうね。(←あ~~、ボーア以上にモヤっとしたこと考えんな!)
自分の生死に一喜一憂、右往左往する物理学者の先生たちの行動をどう思っていたのでしょう?
はるか高みから、「早く結論出せよ」とあきれていたのかもしれません。仮想実験とはいえ、勝手に生死を決め付けられるのはいい加減にしてくれ!と思っているのかも。
なんて考えつつ、はるか高み「月」と同化した猫があくびする構図が浮かんだのでした。(←ほんとかよ?)たぶん雨澤様はこんなこと考えていないだろうなぁ、とか思いつつ。(すみません)
口から飛びだしているのは、ため息なのか魂なのか。
大きく口を開けているところを強調したかったので、正面向きから斜め横向きに。月の表面から抜け出しているようにしてみました。
よく見ると、月の中にもう一匹いる!? 指摘されて気が付いたのですが、下のレイヤーのラフ画がどうしたわけか浮き上がってきていたみたい。消したはずなんですけれど。ヘンね~。
それこそシュレーディンガーの仮説に出てくる、仮想実験で死んでしまった方の猫の亡霊か!?
それこそ、にゃんこの魂か!?
シュレーディンガーの猫の話を理解するのは難しくても、猫がかわいいことだけはすぐに理解できる加純さんでした。
雨澤様、ありがとうございました。
ご来訪、ありがとうございます。
雨澤様、へんてこりんな解釈で申し訳なし。わたしは後発だったので、それまであらかたパターンが出尽くしていたのね。で、ちょっと変わった路線で攻めてみたくなったのです。同じようなものばかりじゃ、つまらないから。
大きく外してはいないから、まあいいかなぁ、とか。
楽しく描かせていただきました。
次回はイケオジを!




