第二話 私とお前と俺とあなた
はい〜!どうもこんにちは〜!
漫画版のスプラトゥーンを9巻ほど買った後、
スプラトゥーン3でサメライドを後隙狩りされて、
怒りのあまり卓上調味料を全部倒してしまいそうな空の下で小説を書いた者。
いや~買った買った・・・
6500円分の図書カードで漫画版のスプラトゥーン買いましたよ・・・
めちゃくちゃ買った、そして買った甲斐があった・・・
なんとなく読んでて小説のネタに出来そうなやつめっちゃ思いついたわ。
まあまだそのネタは放出しないんですけど。(笑)
それでも多分書けてると思います。
なんやかんやで第二話スタート時刻ですッ!
早速俺等は電車を使って移動した。
「・・・え!?コレ、どこに向かってるんですか!?」
「ヒラメヶ丘団地、の近く。
そこにシェアハウスがある。」
「ふーん・・・え!?シェアハウス!?」
「そ、シェアハウス。
そこに、私のサメライド仲間がいる。
いまからそいつらに会いに行く。」
「な、なるほど・・・って!ヒラメヶ丘ってクソ遠いじゃねえか!?」
「片道5時間がどうした?大丈夫だろ?」
「いやいやいやいやいや!長えよ!
それにおれん家の鍵かけてねえって!ぜってぇ盗人入るって!」
「はぁ・・・仕方がないな・・・」
白鮫がため息をつくと席のとなりにあった窓を全開にして体を乗り出す。
「え?ちょっ!何やってるんですか!?」
「今からスーパージャンプでお前んち行って鍵かけてくる。」
「ここから!?俺の家わからないでしょ!?」
「あ~もう良いから鍵よこせ。」
「は、はあ・・・」
俺はちょっとだけイラついた様子の白鮫に鍵を渡す。
「じゃ、行ってくる。」
バシュゥゥゥン!
そうして白鮫はバンカラ街の方に空高く飛んでいった。
「ほんとに行けるのか〜・・・」
俺は少しだけ考える。
ドシュウッ!
そして白鮫はすごい勢いで窓から向かいの席に着地して席に座った。
「うおッ!早!?」
「ホラ、鍵閉めてきたぞ。」
そして白鮫は鍵を投げ渡してきた。
「あ、ありがとう!」
「あとついでにロビーの金魚おばちゃんから飯貰ってきた。
食うか?」
「え!?良いのか!?」
「チケットは腐るほど余ってるからな。」
「ありがとう!」
そうして俺達はアゲバサミサンドを食べながら話を始めた。
「なあなあ、お前のランクはどんくらいなんだ?」
俺が白鮫に聞く。
「200。」
「200!?そんなに上げれるんすか!?」
「999まで行けるぞ。」
「へぇ~・・・
ちなみにウデマエはどんくらいなんすか?」
「S+50くらい?」
「え・・・S+50!?
ほぼMAXじゃないですか!?
ウデマエこの前リセットされたばっかですよ!?」
「ほとんど私の場合ノックアウトでカタを付けられるから爆速で試合が終わるんだよね。」
「ち、ちなみにXパワーは・・・」
「5500くらい?」
「え・・・」
俺は5500という数字を聞いて頭が真っ白になる。
「ま、最高でだがな、
今は4000くらいだ。」
「ご・・・ごご・・・5500!?それって普通有名のはずじゃないですか!?」
「バトルの運営の奴ら、私が嫌いみたいだからマスコミとか妨害してるんだよね〜」
「な、なるほど・・・」
俺達はそのまま電車に乗っていった。
「着いた〜!
様々な者たちが集うイカした街。
ハイカラシティ〜!
って、ヒラメヶ丘で降りるんじゃなかったんすか!?
あと2駅先ですよ!?」
「ちょっとここでやりたいことがあった。」
そうして俺達はロビーのとなりにあった小道に入った。
「よう、ダウニー。」
小道の奥には、足が異常に長く、指に指輪をいくつかはめていて、
メガネをかけた頭がトゲトゲしている男が居た。
「久しぶりだな、白鮫、スパイキーは、元気にしてたか?」
「相変わらずだったぞ。」
「そりゃ良かった。
今日は例のやつを受け取りに来たのか?」
「ああ、そうだな。」
白鮫が金を何万円か出すとダウニーという男は畳まれた何かを白鮫に出した。
「うんうん、上出来だ。」
「あの・・・白鮫さん・・・これは・・・」
「ん?ただのフクだぞ?」
「え!?フク!?」
「前から欲しかったやつだからやっとの思いで手に入れたんだよ〜」
「な、なんだ~・・・びっくりした~・・・」
「それじゃ、今後ともヨロシクな。」
ダウニーに別れの挨拶を告げたら、俺達は小道から出て、再び電車に乗っていった。
「び・・・びびった・・・」
「ん?どうして?」
「あんな人すごい怪しそうじゃん!コワイ顔して片膝立ちしてチョビ髭って
怪しさMAXじゃねえか!薬物売ってそう!」
「バンカラ街のロビーの前にいるやつとやってくれることは何ら変わらないよ?」
「外見の問題なんだよ!」
「私も最初はびっくりしたよ・・・
でも約束はちゃんと守るし、色々やってくれて案外いい人だよ。」
「は、はあ・・・」
俺達はそうやって話しながら、数十分後、目的地のヒラメヶ丘駅に着いた。
「ふ〜・・・疲れた・・・やっぱ5時間って長いな〜・・・」
「ほら、行くぞ。」
そうして俺は白鮫の案内について行った。
「着いたぞ。」
「ここが言ってたシェアハウス?」
「そうだ。」
家を見ると、一階建てで、壁が白く、屋根が黒い普通の作りだった。
「でっけえな〜・・・バンカラ街では見たこと無いぜ。」
ガチャッ
白鮫がドアを開ける。
「おかえり~!白鮫〜!」
ドアを開けるとオクトリングの女子が出迎えてくれた。
「こいつがサメライド仲間の?」
「壷八 際動だ。」
「よろしくね~藻垣くん!」
「え!?なんで俺の名前を・・・」
「さっきナマコフォンで連絡取ったからな。」
「ああ、だから・・・」
「さ!入って入って!」
壺八に言われるがままに俺達は家に上がった。
「YO!YO!YO!YO!
YO!YO!YO!YO!YO!YO!YO!YO!」
家に上がるともう一人のオクトリングの男子が出迎えてくれた。
「うおおッ!」
「おいおい白鮫!コイツが新しいやつKA!?」
「そうだ、こいつが私の拾ってきたやつだ。」
「UXTUHYOOOOOOOO!
HEY!HEY!HEY!名前はなんていうんDAI?」
「も・・・藻垣です・・・」
「SUGGEEEEEEE!イカした名前じゃねえKA!」
「紹介しよう、コイツが壺八の兄、
壷八 背動だ。」
「よろしくNA!」
「ていう感じで、これらが私のサメライド仲間だ。」
「4人集まったからね〜!藻垣くんはこれから私らのチームってわけだ!」
「え?えぇ!?」
俺は唖然とする。
「ん?どしたの?」
「急すぎるって!もうちょい後先考えさせてくれよ!」
「そんなのどーでも良いじゃ〜ん!」
「は・・・はぁ、ちなみに壺八兄妹のXパワーは・・・」
「俺か?3500だZE!」
「私は3200〜」
俺は正直自分は場違いだと感じる。
「NANANANA!
オマエのXパワーはドンッくらいなんDA!?」
「あ・・・あの・・・えっと・・・その・・・」
「C+だ。」
白鮫が割り込んで言う。
「え!?ちょっ・・・」
「なんじゃそRYAAAAAA!
SUGGEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!
最高じゃないKAッ!」
「歓迎するよ!藻垣くん!」
「えっ・・・えぇ?・・・」
すると白鮫が俺の肩をぽんと叩く。
「自分が場違いかと思ったか?
大丈夫、お前にはS+を超えた実力があるし、それに、弱いからこそ伸びしろがあるんだ。
安心しろ、大歓迎だ。」
「・・・
はい!」
その後、白鮫に日が沈んでいるからここに泊まったほうが良いと言われ、
今夜はこの家に泊まることにした。
「ごめん藻垣くん!」
「ん?どした?」
際動が話しかけてきた。
「実は私の二つの部屋のうち、一つを君の部屋にしようかと思ったんだけど・・・
実はその部屋すごい汚れているから今夜は白鮫の部屋で寝てくれない?」
「あ、おう。」
そうして俺は白鮫の部屋に入った。
「ん?ああ、お前か、何しに来た?」
「実はかくかくイカイカで・・・」
「なるほど、じゃあ私は先に寝る。」
「あ、はい。
・・・
えっと・・・敷布団は・・・?」
「ん?何言ってる?
私のベッドで一緒に寝るんだよ。」
「・・・
えぇ!?」
「なにか問題か?」
「あ、いや・・・なんでもないですけど・・・」
「じゃ、おやすみ〜」
そうして白鮫はすぐに寝た。
「と・・・隣で寝るのか・・・?
はぁ・・・まあ良いや・・・
・・・意外と白鮫の寝顔、可愛いな・・・
今ならほっぺつついても大丈夫かな・・・」
俺は考える。
「やっちゃえ!」
プニッ
「んん~・・・」
「白鮫・・・こんな声出すんだ・・・」
すると白鮫はカッと目覚める。
「あ。」
「あ。」
「うわぁぁぁぁっッッっっッ!ごめん白鮫!!!」
「・・・いい、気にすんな。
私の寝顔、そんなにカワイイか?」
「えっと・・・」
「はぁ・・・今のは忘れてくれ、そしてもう寝ろ。」
「アッ・・・ハイッ・・・」
好奇心は猫をも殺すとはこのことだろうか。
でも正直、今日は色々あったから、マイナスかプラスかよくわかんない。
さて、明日はどんなプラスとマイナスがあるかな。