第一話 新たな世界、サメライド。
はい〜こんにちは〜!
サメライドの後隙を狩られまくって怒りのあまり卓上調味料を倒しながら小説を作ってしまった者、
紅日三慧で〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!
皆さんはスプラトゥーン3というゲームを遊んだことありますか?
僕はいつもしてます!
その中で必殺技みたいなのがあるんですけど、
その中のサメライドという必殺技を使ってるんですよね。
その必殺技は前隙と後隙が多く、見てから避けれて、倒せる位置でも倒せなくて(以下略)という、
必殺技として全てが欠陥しているやつです。
僕はそんなスペシャルを救いたい。
そんな思いから僕がこの小説を生み出しました。
あ、そうそう、スプラトゥーン本編をプレイしてからに加えて、
漫画版のスプラトゥーンを読んでから見たほうがおすすめで〜す!
それではスタートです!
オレの名前は藻垣水。
昔んカタギの親父の家を抜け出て、今はバンカラ街でバイトしながら生活費を立てている。
バイトは・・・アサリ拾い係、ガチアサリの時に的に取られそうなアサリを横取りしたり、
仲間が倒した敵から出たアサリを拾ったり、ガチアサリを作ったりするバイトだ。
時給がかなり良いわけではないが・・・それなりに良い。
もっといいバイトもあるんだけど・・・なんか怪しいからコツコツ普通にやってる。
「さて・・・今日もやるか。」
オレはロビーに入っていった。
「遅えぞ!」
「すみませ〜ん!」
この人たちはオレの先輩たち・・・というか雇い主だ。
「たくっ・・・次遅刻したら給料半減だからな。」
「スミマセンスミマセン・・・」
正直に言う、こいつらはクソだ。
態度が悪い、リスキルばっかする、何もしてなくてもキレてくる(イカ千個略)
「んっ・・・おい、お前らそろそろ行くぞ。」
「あ、はい!」
この世界のイカたちは二つの金の稼ぎ方がある。
一つは普通に働くか。もう一つは・・・バトルだ。
インクを使ったバトルで、様々なブキを使って戦う。
ちなみにオレの持ちブキはわかばシューター。
普通だって言われるけど、それなりに強い。
メインは塗りが強いし、サブは万能なスプラッシュボムでスペシャルは守りが強いグレートバリア!
って・・・もうすぐ試合が始まるな・・・
「今回の司会は、かつてXパワー4000のL3リールガンで名を轟かせた緑井Pコン穴さんと、」
「うーっす。」
「あら?元気が少ないな(笑)解説の雨璢で〜っす!!!」
(Xマッチか・・・憧れるな〜)
「さてさて今回のステージは〜
マヒマヒリゾート&スパで〜〜〜〜〜〜す!!!!!」
「水没が多いステージですね、今回のルールはナワバリバトル、
開始から1分半で水面が下がる仕組みのステージですね。
私も現役時代の頃はよく水没してましたよ・・・」
「さて!気になる対戦するチームは〜・・・
ナワバリバトルの新星、オレンジチームと〜・・・」
(俺等のチームだな・・・)
「いろんな奴らを呼び集めた、バラエティー豊かなチーム・・・
ブルーチームで〜す!」
観客のクラゲたちが微妙な感じで歓声を上げる。
(まあそりゃそうだな・・・
バラエティーチームは要するに変な奴らの寄せ集め、適当に組んだチームだ。
相手のブキは・・・リッター4Kに、バケットスロッシャー、それに、
無限スペシャル戦法のラクトデコか・・・ありゃ編成ミスだな。)
無限スペシャル戦法とは、陣地を塗りまくってスペシャルを使いまくる戦法のこと。
そして、両チームイカスポーンに入ってスタートを待つ。
「両チーム用意良しと・・・
それでは!オレンジチームVSブルーチーム!
試合開始です!」
勢いよくイカたちがイカスポーンからぶっ飛ぶ。
「おい!お前!」
先輩たちが話しかけてくる。
「今日はアサリじゃねーから、適当にやって適当にスペシャル吐いとけ。」
(あ゙?
・・・
まあ良いや、まずこのステージは初動が大切。
初動その一!
自分の陣地と高台を塗ってスペシャルを貯める!
初動その二!
敵が来たら・・・ヒッセンの弾をうまくかわして・・・ボムを投げながら敵を倒すッ!)
ドドドドドッ!
「ぐわーっ!」
「ウォーター選手1ヒットです!」
「ふぅ・・・」
ちなみにバトルのペンネームはウォーターにしている。
(さてさて初動その三!中心の高台を取ったら・・・
スペシャルを発動する!)
「スペシャル、『グレートバリア』!」
そして俺がそうしている間に左右に居る敵のもう二人の方も先輩たちヒットした。
「残り一人でワイプアウトか・・・」
俺がそう考えていると、左の方から爆音で先輩のカモンシグナルが飛んできた。
(うっせえな・・・)
「なんだ?」
左の高台を見ると先輩がラクトデコにヒットされていた。
「ブルーチーム1ヒットです!」
「速っ・・・まあとりあえずここはグレバリ張ってるからで
適当にメインで撃っとけばこっちには来れな・・・」
ダンッ!
俺がそう言っている間に女はスゴイ跳躍力高台に飛んでくる。
「何だあのジャンプ力!?これじゃあスペシャルの意味ねえじゃねえか!」
中央高台に飛び乗ったブルーチームのイカ女はグレートバリアをあっけなく壊した。
そうしている間に俺はステージ右を塗っていた二人の先輩たちのところに逃げた。
「せ、先輩!アイツやばいですよ!」
「どうした!?」
「すごい勢いで仲間たちを倒しているんですよ!」
「フン・・・ラクトか、ここは俺がやる。」
一人の先輩はジムワイパーでラクトに近づいた。
「射程なら、俺の方が勝ってるぜ!」
女はスプラッシュシールドを取り出す。
「ふん・・・ジムワイパーはそんな物があっても一撃で削れ・・・」
先輩が言い終わる前に、女はスプラッシュシールドを携えたまま先輩に近寄る!
「ちょっ!・・・」
そして、女はスプラッシュシールドで先輩を叩く!
ダンッ!
「ガハッ!」
「続いて2ヒット目です!」
「まじかよ・・・えげつねえことしやがる・・・」
「どけッ!
スペシャル『ウルトラショット』!」
バシュウッ!
もう一人の先輩がウルトラショットをぶっ放すと華麗にウルショの弾をかわす。
「クソがッ!」
もう二発を撃つも両方かわされる。
パシュッ!
「グハッ!」
そして女がラクトで先輩を撃つ。
「3ヒット!」
「ついに一対一か・・・!」
ツルッ!
「えっ?」
俺が後ろに滑って水没しそうになる。
「うおっ!うわぁぁぁぁぁ!」
すると女は高台からイカロールで飛び降りて水上でサメライドを発動する。
「水上でサメライド!?そこなら着地地点で水没するはずじゃ・・・」
すると水面が下がり、水上だったはずの着地地点は陸になった。
「いでっ!」
陸に背中が落ちた俺は起き上がれなかった。
ピシュゥゥゥゥゥゥ!
「グハァァァ!」
俺はサメライドに轢かれた。
「ブルーチーム4ヒット!
WIPE OUTでーーーーーーす!!!!」
そうしてその後俺達は逆転できずに敗北したのだった。
「くそッッッ!!!負けた!!!」
「そ・・・そんなに怒らないで・・・」
四人はロビーの二階で話し合っていた。
「うっせぇ!
俺はもう帰る!」
「あ・・・」
俺が話そうとしようとした時に先輩たちは出口から出ていってしまった。
「・・・
はぁ~・・・」
「おい。」
「わッ!?」
俺がため息をつくとさっき戦った女が居た。
「えッと・・・こんにちは。」
「隣の席、いいか?」
「あ、はい・・・」
そうして女が椅子に座ると、話を始める。
「じゃ、私の名前は大海白鮫、よろしく。」
「あ、藻垣水です・・・」
「・・・嫌いだよね〜あいつら。」
「え!?いや!嫌いなんてこと・・・ありますけど・・・」
「お前はウデマエは何帯だ?」
「えーっと・・・C+です!」
「そりゃバイトするわけだ・・・」
「え!?な、何のことかな〜」
俺は口笛を吹いてごまかす。
「前から君の試合観戦してるんだよ、それで気づいた。」
「は、はあ・・・」
「なんでバンカラマッチは一人でやんないんだ?」
「何ていうか・・・俺にはまだ早いっていうか・・・」
「ウデマエは上げたほうが良いぞ。
上がればもらえる金は増えるし、チームもちゃんと集めれるぞ。」
「で・・・でも・・・俺はまだ弱いし・・・」
「・・・はぁ、」
白鮫は少しため息をついた後、何かを投げ渡してきた。
「うわぁッ!?・・・こ、これは?」
「S-BLAST92、略してSブラ。」
「サブとスペシャルは何が付いてるんですか?」
「サメライドとスプリンクラーだ。」
「サメライドとスプリンクラー!?
それ・・・絶対弱いじゃないですか!?」
白鮫は少し俺の頭を叩く。
「あ痛っ・・・」
「何言ってる?弱いからこそ伸びしろがあるんじゃないか、それに、サメライドは強いんだぞ〜?」
「・・・一部では最弱ってウワサもありますけど。」
白鮫は今度は強めに俺の頭を殴る。
「いっ!、痛ってぇ〜!!!」
「サメライドは最強だ!絶対にだ!」
白鮫は強気に言う。
「個人個人の表現は自由でしょ〜・・・」
「そりゃ本当にオマエの表現か?」
「えっ・・・」
「今お前はサメライドが最弱という『ウワサ』を聞いたんだろ?
それは自分の感想ではないだろう?」
「まあ・・・確かにそうですけど・・・」
「そうだ!お前サメライド使えよ!」
白鮫がほほえんで俺の両肩を掴んで揺さぶりながら言う。
「ええ!?でも・・・最弱・・・」
「そんなのやってみないとわからないじゃん!ほら!行くよ!」
「ウオぉっ!?」
白鮫は俺の手を掴みながらロビーを駆け出た。
正直お騒がせなやつだと思ったけど、その時の俺は、何故か楽しく感じた。
自分の中に眠る何かにワクワクしているのか。
それとも俺の中鼓動が強くなり始めてドキドキしているのか。
それがなにかはわからないけど、
いまはそれを、楽しもう。
いや~かっこよかったですね〜
「最弱だけど最強」みたいな感じをイメージしてみました!
正直書いてる途中かっこよすぎて何回も鼻血出そうになった・・・
おそらくイカ研さんがこれ読んでくれればサメライド強化されるかな〜
ナンチャッテ(笑)
この作品はおそらく不定期投稿になるので気長に待っといてください。
これからも連載頑張ります!
それではまた!バイバイ!
PS:ひのでや参吉さんスミマセン!漫画内の仕様一部流用させていただきます!
ボーナス
藻垣 水
ブキ:わかばシューター
アタマ:スタジオヘッドホン
フク:シャツノゾキブルー
クツ:オルカHiサンセット
大海 白鮫
ブキ:ラクト‐450デコ
アタマ:ヒッコリーワークキャップ
フク:スミコボシベスト
クツ:ロッキンホワイト