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著者:三耳未見 「カグヤヒメ」
これから、弊社で今研究されているカグヤについての報告会を開催いたします。
残念ながら、今では故人となられてしまいましたが、弊社に優秀な社員がおりました。遺族の方のご意向により、この場でのお名前を公開は控えさせていただきます。以下弊社従業員と呼称させていただきます。
竹の伐採およびその活用が弊社の基本業務となっておりますが、弊社従業員は業務中、根本が光る竹の存在を確認いたしました。弊社従業員ののちの報告によれば、その竹は金色に光っていたということで、金が埋まっていると考え、掘り起こしたということです。
弊社従業員の報告では、その根元には、金ではなく女児のような生命体が埋まっていたということです。弊社従業員はその女児を弊社に秘密裏に育て始めたということです。弊社従業員はおよそ3か月で18歳程度まで成長したと報告しており、また弊社従業員今現在弊社での研究コード名の元となっているカグヤと名付けられました。