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著者:山崎エイ 「かぐや姫VSジジイ」

 今となっては昔のことだが、竹を取るジジイがいた。無論、なぜ竹を取るかと言えば、戦闘のためである。さて、そんなジジイが野山に入って竹を取ろうとすると、やたらと根本が光る竹があった。

 瞬間、ジジイは腰から竹を抜き、構え、戦闘態勢に入る。


(怪しく光っている……ここで近づくのは危険か)


 ジジイは警戒の手を緩めないまま、叫んだ。


「何者だ!」


 すると、その竹の光がいっそう強くなって、次第に、ビキ、ビキと表面に亀裂が入っていく。


「わたしの罠に気づくとはな……」


 竹の筒から声が聞こえる。


「面白い。わたし直々に相手をしてやろう」


 ガラスが砕け散るように、竹が内部からの力によって弾け飛ぶ。そうして、煙に包まれた竹の中から這い出てきたのは、年端もいかぬ少女だった。


「わたしはかぐや姫……貴様を殺しに来た!」ドン!

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