シンガポールからの愛という名前のプレゼント
2番目の短編です。
イイネ、評価、ブクマ有難う御座います!
最近、俺はスマホをいつも覗き見るのが習慣だ。
「ふむ、メッセージがないね。」
制服ズボンのポケットに再びスマホを入れる。
毎日が退屈だ。 時は流れるが、俺の人生は灰色に濁り、ただ毎日の人生を生きるだけだ。 このように教室に座っている俺は、クラスメートとただ同じ空間を占有しているだけで、他人が俺をどう見るか怖くて、うわべだけの仮面をかぶって偽善的な笑いを笑うだけだ。
「英語を早く身につけるためにはネイティブの友達がいるのが一番早いと思う。 先生も前にペンパルをしながら英語の実力がすごく伸びたけど、最近は言語交換アプリがあるから一度試してみるのも悪くないね。」
英語の授業時間に教師が推薦してくれた言語交換アプリ。 熱心に英語学習動機を高めるためにこのようなアプリも良いと勧めたが、聞く人が一人もいなかった。
俺もその時は無視したが、ふと外国人の友達を作れば日本人の友達とは違うのではないかと思って設置した言語交換アプリ、設置して3日間で1件のメッセージも来ない。
何件かのメッセージが来たんだけど、変な投資を勧めたり、そういうのもメッセージが来たと言えるかな? 俺がメッセージを送ったけど、未読スルーが普通だから諦めようかと思っている。
放課後、家に帰るのに、夏が近づいてきて暑い。 道端の木がメロンソーダに見える。 喉が渇いたのかな? 早く家に帰って一杯飲もう。
ティリング
メッセージアラームだ。 俺はすぐにスマホを取り出してメッセージを確認した。
'Hi. My Name is Christine Yang. I'm a Singaporean. Nice to meet you.'
『こんにちは。私の名前はChristine Yangです。 私はシンガポール人です。はじめまして。』
シンガポール?どうか今回は変な投資勧誘でないことを願うだけだ。
'Hi. My name is Jun Kuroda. Nice to meet you, too. I don't have any money. If you find some investors, you should find another one, plz'
『こんにちは。俺の名前は黒田純です。はじめまして。 俺はお金を持っていません。 投資家を見つけたら、別の投資家を探した方がいいです。』
'LOL, What?? I just want a japanese friend who can speak english.'
『笑、何ですか? 英語が話せる日本人の友達が欲しいだけですね。』
あ!今度は本当だ。
'Oh!I'm so sorry. Since I downloaded this app, only scammers have sent messages to me. so I thought you were the same one.'
『あ!本当にごめんなさい。 このアプリをダウンロードしてから、詐欺師だけが俺にメッセージを送ってきたので、あなたも同じだと思いました。』
突然詐欺師扱いをしたことを謝った。
このように始まった対話はあれこれ対話してみると、気がつくともう1時間が経っていた。 狭い部屋のベッドに横になっているのでお腹がグー鳴る。
'It's time for dinner. can we talk later?'
'Sure. Enjoy your dinner.'
『夕食の時間です。後で話しましょうか?』
『もちろんです。夕食おいしく召し上がってください。』
1ヶ月後の週末、俺は今駅前に立っている。
その日以後、俺は毎日メッセージを送ったが、Christineさんは親切に俺のメッセージに返事をしてくれた。 俺が高校生で、俺の退屈な日常を言っているが、偶然にもChristineさんと俺は同じ地域に住んでいることを知った。
俺はChristineさんがどんな人なのか直接会ってみたかった。
'if you don't mind, shall we meet?'
'Sure. Why not?'
『時間がよければ、俺たち会いましょうか?』
『はい、大丈夫です。』
快く承諾してくれて、会う約束をした。
ところが、着て行けるような服がなかった。 ジャージ?
今すぐお母さんのところに行く。 エプロンを着た母は夕食を作っていた。 カレーかな?いい香りだ。
「お母さん、外国人の友達に会う約束をしたのですが、着て行く服がありません。」
「彼女?」
「え?彼女じゃなくて…」
「それでも女性の方?」
「はい」
翌日、母に服屋に連れて行かれ、母印のコーディネートをされた。 なんとかいい服を選んで、美容室で髪を切った。 金を払う人の言うことを聞かなければならないので仕方ない。
そのように自分なりの準備を終えて、今こうやって待っているところだ。
ティリング
アラームが鳴った。俺がスマホを確認した瞬間。
「あのーもしかしてジュンさんですか?」
俺は頭を上げた。
俺の身長が170cmだけど、大体俺より5cm低いかな?
黒い夏のワンピースに20代前半くらいの可愛い顔の女性だ。 ただ日本人といっても分からない外見だった。
「はい、もしかしてChristineさんですか?」
女の方は黙って微笑んでうなずく。
急に何を言えばいいのか分からない。 日本語ができないのでは? 俺の慌てた表情を見て理解したのだろうか。
「日本語は少しはできます。 まさか全然できないと思いましたか。」
「普段は英語だけで会話していたので、全く知りませんでした。 昼食の時間ですが、どこに行きましょうか。」
「あ、その前に、これ、受け取ってください。」
何かの瓶を俺にくれる。
「シンガポールで有名なカヤジャムですね。」
そういえばプレゼントを全然考えもしなかった。 どうしようかな?
「すみませんが、プレゼントは考えもしませんでした。 代わりに昼食は私がご馳走します。」
昨夜もらった軍資金1万円。お金をもらってよかった。
母のおすすめの店でパスタとゴルゴンゾーラピザを注文した。 俺は今までChristineさんが何をしているのか分からなかった。 聞いてもいないし。 うちの学校ではないけど、他の学校の英語教師だった。 厳密に言えば外国語指導助手?
「え?同じ学校じゃないけど、俺も学生なのに、こんなに個人的に会ってもいいですか?」
'keep the secret, plz'
『ひ み つ』
にっこりと笑って彼女は言った。 正直、俺たちはただの友達で、特別な関係ではないが、それでも少しは気をつけなければならない。 でも、彼女が笑う時、どうしてこんなに胸がドキドキするんだろう。 ただご飯を食べて別れるのに、どうしてこんなに残念なんだろう。 今度また会えるかな? 個人の連絡先はもらったんだけど。 そして昼食は彼女が払った。 学生におごってもらえないと笑いながら話した。
そして2週間後、今我が家にChristineさんがいる。
その日別れた後、家に帰ると母の尋問の時間だった。 とりあえずカヤジャムを渡し、母は喜んだ。
「そう、どうだった?」
俺は何と表現すればいいのか分からなくてしばらく答えられなかった。 母は微笑んで俺の右肩を軽く叩いた。
「これ重症だね。 プレゼントをもらったから、お母さんが夕食を一緒にしたいと伝えてくれない? 一度会いたいね。」
そんなわけで今うちから寿司を出前注文して着いたばかりで食卓に座った。 お母さんはところで、どうして普段は遅く帰ってくるお父さんが?
'Hello. I'm Jun's dad. Hayato Kuroda. nice to meet you.'
『こんにちは、ジュンのお父さんです。黒田隼人です。はじめまして。』
父が貿易の仕事で海外出張が多くて俺も幼い時は一緒に行く場合もあるので、英語が人より少しは慣れている面もある。 でもなんでここに? お母さんだけ一緒に夕食を食べるのではなかったのか。
「こんにちは。純さんの友達、Christineです。 招待してくださってありがとうございます。」
日本語で答えるChristineさんだった。
寿司を食べながら両親は自然にChristineさんの個人的なことを聞いてくるが、大学を卒業後すぐに日本で英語教師として働いていて、1年契約なので来年シンガポールに帰るということだった。
こんな大変だ。 俺はどうすればいいのか。 そう思っていると、父が言った。
「うちの息子は前は何事にも活力がなかったのに、Christineさんに会ってずいぶん変わりました。 シンガポールに戻る前までに、俺たちの息子とよく連絡してほしいです。 そしてうちの家族もChristineさんとよく会いたいですね。」
「私も日本で、友達も家族もいないのに、偶然純さんと連絡することになりました。 こんなに知り合いができるなんてとても嬉しいですね。 どうぞよろしくお願いします。」
彼女が笑うと、彼女はとてもまぶしく見えた。 そう、彼女は俺にとって台風の後に一筋暖かい太陽の光のような存在だ。 俺は彼女が好きだ。 ところで俺はまだ高校2年生で、彼女はシンガポールに戻る。 俺はどうすればいいのか。
時間というのは本当に変なやつだ。 遅くなければならない時は早く、早くなければならない時は遅い。 Christineさんと一週間に一度は会ったようだ。 そして俺の母ととても親しくなって、俺が荷物を持つ役割でショッピングについて行ったり、自然に俺の家族に溶け込んだ。
そして今、俺は空港に立っている。
お母さんはとても残念なのか、泣きながらChristineさんを抱きしめて別れの言葉を交わしている。 俺はどうすればいいかな? 俺はChristineさんにとってどんな存在だろうか? 日本で知り合った友達?それとも...
Christineさんが俺に近づいてきた。
「もう最後ですが、純さんを抱きしめてもいいですか?」
俺は立ち止まったが、黙ってうなずいた。 Christineさんは私を抱きしめてくれた。 女に、それも好きな人とハグすることは本当に何とも言えない幸せだ。 彼女の温かさ、彼女の香り、そして彼女の心...
今言わなければならない。 うん!今言わないと!俺は抱擁した状態で話した。
'Christine. I love you. I love you so much . Wait for me until I go there.'
『Christine。 愛してます。本当に愛してる。俺が行くまで待っててね。』
Christineさんは驚いて抱擁を解いて俺を見た。
'But you know. I'm much older than you. and I don't want to interrupt your bright future.'
'Don't say that. just wait for me.'
'Mmm...I will think about it.'
『でもね。 私はあなたよりずっと年上だし、あなたの明るい未来を邪魔したくないんだ。』
『そんなこと言わないで。 待っていてくれよ。』
『うーん、考えてみるよ。』
断らなくてよかった。 母は俺が偉そうに笑いながら俺の背中を殴った。 いくら恋に落ちても痛いのは痛いことだ。
受験生は大変だ。 そして好きな人を近くで見られないということはもっと大変だ。 彼女の声、彼女の姿、彼女のぬくもり…一日も早くシンガポールに行きたい。
そんな3年生の夏休みのある日、知らない番号でメッセージが来た。 最初は無視して削除しようかと思ったが、シンガポールの電話番号だ。
'我是Christine的姐姐, Anita. 现在她的情况不好。她拒绝了相亲。是重要客户的儿子。现在父母都生气了。我知道你还是学生。可是我想你来还是说服她去相亲'
『Christineの姉、Anitaです。今彼女の状況が悪いんです。彼女はお見合いを拒否しました。相手は重要な顧客の息子ですけど。もう両親が怒っています。私はあなたがまだ学生であることを知っています。でもシンガポールにあなたが来るなり、お見合いに来るように説得した方がいいと思います。』
俺は今すぐ飛行機のチケットを予約したいが、お金がない。 幸いパスポートはある。 悔しいが学生の俺には方法がない。
一応夕方にお母さんに言った。
「今すぐシンガポールに行かないと、Christineさんを失いそうですが、どうか飛行機のチケットを買うお金をください。 お願いします。」
俺は頭を下げた。 母はため息をついて言った。
「本当にChristineさんが好き?」
「はい、好きです。」
「受験生なのに、勉強していると心の整理ができると思ったのに、本当にこの重要な時間を使うほど価値があることなの?」
「行かないと一生後悔しそうです。 そして戻ってきて、もっと一生懸命勉強します。 一生の願いです。」
「そう、一緒に行こう。 お母さんも一緒に行った方が安心できそう。 結果がどうなろうが何もしないで後悔するよりはましだろう。 後で就職したら必ず倍で返せ。」
「ありがとうございます」
頭を下げると、涙が出た。 本当に急いで一瀉千里に準備したら、2日後の飛行機を予約することができた。 Anitaさんに到着日を知らせたら、迎えに来るという連絡が来た。
シンガポール、Changyi空港、母親と一緒に空港の外に出ると、熱い東南アジアの空気が顔に乗ってくる。 あ、今は雨季かな? 熱くてじめじめして早くエアコンのあるところに行きたい。
俺の名前が書かれたスケッチブックを持ったサングラスをかけた女性が見える。
'你,Anita姐姐?'
'对,是啊。nice to meet you. 快走吧。'
『あなた、Anitaお姉さん?』
『そう、そうだね。nice to meet you.早く行こう。』
Anitaさんの車に乗って、ホテルに先に寄ってチェックインをして、決戦場に向かう。 Christineさんの両親に会うことをAnitaさんを通じて事前に伝えておいた。 Christineさんは俺がシンガポールに来たこともまだ知らない。 これは一生一代の男の戦いだから。 緊張しすぎて口の中が渇く。 俺が緊張しすぎると、隣に座っていた母が俺の手を握る。
「あまり緊張しないで。 お母さんはいつもあなたの味方だから。 うちの息子がもうこんなに男になるなんて、お母さんは嬉しいね。 結果がどうなっても最善を尽くせばいいんだよ。」
緊張が少しはほぐれた感じだ。 そうだね、とりあえず最善を尽くそう。 車はあるカフェに到着し、車から降りてAnitaさんについて行くと、Christineさんに似た男性と女性が見える。 確かにChristineさんは両親に似ている。 女の方から先に言った。
'请坐'
'请'
『お座りください』
『どうぞ』
座ったのに、両親たちが口数が少ない。 俺が外国人で、高校生だから慌てたのかな?
仕方なく俺が先に言った。
'初次见面,我是Kuroda Jun.
我还是学生不过我真喜欢Christine.
大学毕业后我想结婚你的孩子。
两位请给我机会。'
『はじめまして。俺は黒田純です。
俺はまだ学生ですがChristineさんが大好きです
俺が大学を卒業した後、あなたの子供と結婚したいです。
機会をください。』
Christineさんのお父さんの方で話し始めた。
'你会说中文吗。我太吃惊了。
你还年轻了。我女儿比你年长。
还有我们家人都是基督教读。
一般基督教徒结婚和基督教徒。
你知道吗。'
『あなたは中国語が話せますか。私はとても驚きました。
あなたはまだ若いです。私の娘はあなたより年上です。
そして私の家族はキリスト教徒です。
普通のキリスト教徒はキリスト教徒と結婚します。
ご存知ですか?』
そうだ。他の条件もあるだろうが、やはり宗教が問題だった。 しかし、問題ない。
'没问题。我家人也是基督教徒。
还有年龄不是问题。只是我爱的人比我年纪大而已。'
『大丈夫です。俺の家族もキリスト教徒です。
そして年齢は問題ありません。ただ、俺が愛する人が俺より年上です。』
急にカフェのドアがバタンと開いた。 Christineさん?? どうやってここに?
「純さん、どうやってシンガポールに!」
「Christineさんに会いたくて、 お母さんと一緒に来ました」
母がうれしくて手を振ってあいさつした。
「純さん、その日空港で考えてみると言いましたが、私も純さんを愛しています。 今日本で就職しようと準備しています。 浮気したらそこを切るから覚悟してください!」
彼女が笑いながら話していると、そこ??背中から冷や汗が流れた。
「そんなことないから心配しないでください。两位, 结婚现在很困难,但我想订婚。怎么办呢」『ご両親さま、結婚は今すぐ難しいですが、婚約したいです。どうですか。』
両親は笑っていた。 うん?笑ってるの?
'Actually, we tried to test you. we heard about you already but we didn't know you at all. 你赢了。'
『実は、私たちはあなたをテストしようとしました。あなたのことはすでに聞きましたが、私たちはあなたを全く知りませんでした。あなたの勝利です。』
母も笑っていた。
「実はお母さんも知っていた。 飛行機のチケットも事前に予約したし。フフ、もし諦めたら仕方なかったのに、信じていたよ、うちの息子!」
うん???あ…
とにかくハッピーエンド?
Christineさんの家で待てないと、高校を卒業してすぐ教会で盛大に結婚し、俺は大学生活を満喫中だ。 そして何ヶ月後に父の予定だ。
日本語が外国語なので、誤字報告で矯正をお願いします。