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時空勇者の落ちこぼれ  作者: 明 あきお
3/8

第2話〜入学試験の始まり〜

興味を持ってくれてありがとうございます。

小説は読むのは速いけど書くのが大変だとつくずく気付かされる今日この頃。まあ小説書くのが楽しいから

いいんだけどねー

感想くれたら嬉しいです。

俺たちは今、学校に続いている橋の手前に来ている。

多くの受験生が移動魔法で学校の目の前に行く中、俺たちは魔力を無駄にしないために歩いて橋を渡る。

「ミケ、何で学校の目の前に川なんて通してるの?」

ミケは自信たっぷりに言う。

「それはねー。この学校と国王の城が隣になっていて城を守るために城と学校の周りに水を張ったんだよ。川みたいに流れているのはここの水全体に移動魔法をかけ続けているからだよ。」

とんだ魔力の無駄遣いだな……

話しているうちに門の前まで着いた。

すると見知らぬ受験生の青年が俺に話しかけてくる。

「おいおい、どこの貴族だよ。ここまで歩きで来る程の貧乏貴族が来るところじゃないのだが。ここは炊き出しをしてる場所じゃないぞ。」

これに同調して周りからも笑い声が聞こえる。

俺は異世界ではあるあるの状況に笑いをこらえながら無視して中に入ろうとした。

チンピラ〔青年〕が剣を抜いて進路を妨害する。

「無視すんじゃねえよ。俺が誰だか知らないのか。伯爵家のタオ様だぞ。」

ミケが笑いながな話す。

「ケイン、チンピラに絡まれてやんの。まあこんな奴にかまう時間が無駄だから。私に任せて。」

チンピラが俺に切りかかってきた。何でミケじゃないのか不思議だがそんなことはどうでもいい。

ミケが詠唱する。

『スリープ』

その瞬間、シャボン玉のようなものがチンピラに当たる。そして眠った。

落書きでもしようと思ったが周りがざわつき始めたので中に走って逃げた。


中に入ると会場のアナウンスが聞こえる。

「受験生の皆さんに連絡します。今日の試験は実技と筆記で会場が異なります。筆記の試験時間2時間で実技試験は3試合してもらいます。受験生の皆さんが会場の込み具合などを確認してどちらを先に受けるかを決めてください。繰り返します……」

ミケが不安そうな顔を俺に向ける。

「受験票どこにやったか知ってる?」

まじか。それをなくすのはマジでヤバイ。だがこうゆうときに限っては持ってたりするんだ。

俺のポケットに入れた覚えのない財布が入っていたことを思い出す。

ポケットの中を探ると受験票が出てきた。

俺は安堵する。

「良かった、まじで怖すぎ。」

ミケも安堵する。

「ケイン、じゃあ私は筆記試験に行ってくるからそれまで魔法の練習しててね。終わったら魔法で連絡するね。」

そしてミケは走り出した。もちろん、とてつもない速さで。

人にぶつかったりしないのかよ……

俺はとりあえず、学校の敷地内にある森の中で魔法の練習をすることにした。

魔法の練習といっても魔法は使わないんだよね。

ミケ曰はく、初心者はタンクから魔力を流すイメージを目をつぶらずにできるようになると良いらしい。後は右手を向ける動作よりも右手で拳銃の形にしたほうがカッコいいと思うのでそれも練習しようと思う。


一方そのころミケはまず幻影魔法でニセケインを作り、試験が始まると同時にミケは教室内をうろちょろして頭が良さそうなメガネの受験者数十人の試験の解答の分布を調べてその答えを書くという暴挙に出ていた。こんな事ができるぐらいカンニング対策をしていないかと思う人がいるだろう。だが対策きちんとしている。例えば魔法の通信妨害。これは教室の外に魔法が行使されない様に結界を張っている。また試験者の隣にダークウォールが張られていて見ることが出来ない。

だがミケにとっては関係がない。なぜなら次元が違うからだ。

誰がミケの様に魔法が使えるだろうか。ミケはケインに魔法の悪用をするなとどの口が言ったものか。

ミケのこの様な暴挙をケインは知る由もない。


しばらくするとミケが俺の脳内に声を発した。

「ケイン、こっちは試験終わったよ。今どこにいるの。」

俺は思わず。声を出す。

「わああぁあ!」

「ケイン、うるさい。どこにいるか教えて今からそっちに行くから。」

「急に脳内に語り掛けてくんなし。今俺は森にいるよ。」

急に森から風が吹く。そよ風が心地いい。

ん、そよ風?台風じゃねか!

とても強い風が吹きつけて髪の毛がぼさぼさになる。

目の前にはミケが立っていた。俺は叫んだ。

「わあああ!ふさけんなよ。急に来るとか心臓に悪いだろう。」

ミケは平謝りする。

「めんごめんご、ってか魔法の練習しっかりできた?」

俺は自信に満ち溢れる。

「あったり前じゃないか。目を開けてタンクの蛇口開けれるようになったし、拳銃で魔法を打てるようになったぜ。」

「上出来じゃない。拳銃の創造魔法もできるようになったのね。」

「いや、右手の拳銃なんだけど。」

ミケは爆笑する。

「幼稚園児じゃないんだから、そんなことで誇らしげにするなよw。」

俺は自分が恥ずかしくなって顔から火が出そうだった。

「ケイン、そろそろ実技試験に行こうか。」

俺は頷いた。そして俺たちは実技試験が行われる競技場に向かった。


読んでくれてありがとうございます。

ミケの破天荒ぶりが見られるようになりましたねー

もし面白ければTwitterやってるのでフォローしてくれると嬉しいです。

あと感想も欲しいです。

いやー感想貰うと興奮して寝れなくなっちゃう笑

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