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自分用に悪役・敵役をまとめてみた資料  作者: しゅうか
パンドラハーツの悪役
3/4

パンドラハーツの悪役 その3(超ネタバレ注意!)

Gファンタジーで望月淳先生により連載されていた漫画『パンドラハーツ』に登場するある悪役に対してのまとめその3。

パンドラハーツは、今回が最終回。

その1、その2を読んでいることが前提となっています。






レヴィ・バスカヴィル

やったこと

レイシー(オズワルドの妹、ジャックの想い人)をサブリエの悲劇の根本の原因にした人物。

ジャックが首謀者ならば、こいつは諸悪の根源である。

その説明の為には、アヴィスの核とレイシーの力について説明しなければならない。

アヴィスの核は、その名の通りアヴィスを構成する核のようなものである。

この核には世界を変える全知全能に近い力があり、禍罪の子であるレイシーはそれに接触しえる存在だった。

(ちなみに禍罪の子自体は、本編中でレイシー含めて三人登場している。珍しい存在だが、稀に誕生するようだ)

その危険性ゆえ禍罪の子は、アヴィスのかなり深い場所に落とされる決まりになっていた。

そこでは転生する事もチェインになる事も許されず、ただ消滅して死ぬのみとなる。

レヴィはそんなレイシーを孕ませ、アヴィスにて子供を生ませたのである。

(ちなみに本人の許可とってます)

これはアヴィスの核に体を与え、人間がその強大な力を行使できるかどうかという実験だった。

アヴィスの核は無事体を得るが、アヴィスの核が中に入った人間の体と心は徐々に崩壊し、アヴィス自体も荒れ果ててしまっている。

オズワルドがレイシーを殺さなければならないのは、この子供を生まれない様にして、アヴィスや世界の平穏を守るためでもある。

ちなみにレヴィが核に体を与えたのは変化が欲しかったからであり、別にそれでどうしようとか考えていたわけではなさそうである。

実験後にジャックに対して、「実験について」「レイシーが何故落とされたか」「世界をアヴィスに落とす方法」を伝えている。

つまり、こいつさえ居なければサブリエがアヴィスに落ちる事もなかったのである。

しかし、そのおかげでレイシーの後の禍罪の子が助かっているのも確かな事実である。


性格

飄々とした性格で、つかみどころがない一方で親しみやすさも合わせ持つ。

しかし割と薄情で、レイシーがアヴィスに落ちたらどうなるか尋ねた際には「死ぬんだよ」と笑顔で答えている。

ある人物の体にその魂が宿っており、終盤はその人物の体の中にいた。

(ちなみにある人物の体にはオズワルドの魂もおり、精神世界のような場所でオズワルドから睨まれている。その際、本人は悪びれる様子もなく笑みを浮かべていた)

退屈が嫌いで面白ければいいという感じで、基本的に実験後は事態を観察するのみである。

恐らくあのまま世界が壊されてもいい、と思っていたのだろう。

人や物事の本質を見抜く鋭い洞察力を持ち、終盤はその洞察力から解説役の様なこともしている。

ちなみに他の悪役が消滅したりする中(オズワルドやジャックも最終的には消滅している)、こいつだけは上記のある人物の体に魂が宿ったままである。

作者曰く「酷い目に合わせようとしたが、割と何でも楽しむのでできなかった」とのこと。

その代わりなのか、最終巻の特典でオズワルドに一発ぶん殴られている。

「オズワルドにレヴィを一発ぶん殴らせてみたかったby作者」という作者の願望を叶えた形であり、オズワルドの意志とは無関係。

自分は読者として多少すっきりしたが、レヴィはオズワルドの元主だった為、オズワルドに精神的ダメージがいってしまった。

ちなみにガイドブックにおいて、小説版の作者から「ある意味読者、作者的立ち位置」と指摘されている。

物語がどう転んでも楽しめる。逆に退屈は嫌……確かにそれは読者や作者の傍観者的視点なのかもしれない。


強さ

作者曰く男性陣 1位(全員万全の状態とする)の実力を誇る。

ただし、傍観者であるため戦う事は一切なかった。


おまけ

余談だが、レイシーが実験に協力したのはアヴィスの核が寂しくない様にするためである。

アヴィスの核には自我があり、長らく独りで寂しかったが、寂しいとすら自覚できていなかった。

そんな核に体を与えることで、寂しくなくなるようにというレイシーの優しさから、彼女は実験に協力した。

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