STORY〜ユリ・神様を嫌いになりきれなかった少女の話
はじめまして
わたしはユリ。
わたしは名もなき組織と呼ばれる所でその組織のトップ…カイトの支える役目をしています
何を話したいのかって?
そうですね
私とカイトの出会い……いえそんなものどっちでもいいですよね
貴方にとっては。
・・・そうですね
あなたは神様を信じていますか?
私は信じていません
だってこの世界はいつも私の大事な人を傷つける
笑って誤魔化している彼を無意識に沢山沢山傷つける。
だから私は神様なんて信じていません。
だってわたしの大切な人を傷つけるから
これ以上私たちから何を奪うのでしょうか
私は……彼が全てです…すべてで
ただ大事なんです
そこにいてくれるだけでいい
笑っていてくれるだけで
私は彼の本当の笑顔を取り戻したい
これは好きだからでしょうか?
これは愛でしょうか?
私には感情の区別はありません
ただ思うのです。
"居てくれればいい"
ただそれだけです
本当は何度も何度も思いました
彼の家族が死んだ時。復讐した時私が代わりに泣けたらと何度も
何度も
どこかおかしくなってしまった彼を
誰からも理解なんてしてもらえない彼を
本当は……
ただ…
あの時のように無邪気に笑って過ごせたらと何度も思いました
でももうそれは叶わないでしょう
私たちはもう元には戻れません。
そんな所まで来てしまっているのです
ただ後悔があるかと聞かれればありません
彼とともに死ねるのであれば私はもう…
"それは愛ではないのか?"
そうですね…そう捉えられるとも思います。ですが……これはどうなのでしょうね
ふふそうですね
死ぬまでにはわかるといいですね
文章が上手くまとまっていませんね
私は神様なんて好きになんて慣れません。幸せにもなれない
そして変わることもない
期待なんて……
ふふ…あなたはとても御人好しですね
こんな長い話を聞いて下さりありがとうございました
それではあなたがカイトにとっていい方向に導いてくださる人でありますように
それでは永遠に(さようなら)
もし。いつか本当に全てから解放される日が来るのなら私は
今度こそ彼と
笑いあえる日を神様に願いましょう
全てを許し、全てを愛せる日々を今度こそ
彼と一緒に…
ユリは世界に絶望しきっていなくて、カイトを見て苦しく思い続けてる
だけど大好きで大事で一緒に居たくてただただそばで支える決意をした