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村の方から悲鳴が聞こえますよ

「……村の方から悲鳴が聞こえますよ」


 言われずともわかるセラの訴えに、ユリィ、リタ、そしてサリアは答えることなく、黙々と押し寄せるゴブリンらに槍を振るう。


 弓矢と精霊魔法で殺し切れず、接近を許したゴブリンは十匹。ウィルならば槍一本で軽く片づけてのけるが、ユリィたちは槍三本でカンタンに片づけられずにいた。


 短槍二本ならゴブリン十匹程度に手こずることはなかっただろう。ユリィにしろ、リタにしろ、短槍一本で並の戦士と渡り合える実力はある。


 加えて、二人の短槍の穂先には、ウィルが毒と氷の力を宿しているが、問題は二人がゴブリンの相手をしつつ、足手まとい二人のフォローをせねばならない点だ。


 セラは丸腰。サリアは炎の力を宿した槍を手にしているが、所詮は素人。ユリィとリタは二人を庇いながらの戦いとなるので、攻めより守りを重視してゴブリンたちと渡り合っているので、一匹、また一匹と倒すペースは遅い。


 もっとも、確実に数が減っていくゴブリンたちは、明らかに浮き足立ち、残り五匹になった時、ゴブリン・イグナイテッドがウィルに討たれたこともあり、武器を捨ててユリィたちの前から逃げ去って行く。


 もちろん、この場のゴブリンを全て討ち、追い払ったが、まだゴブリンによるミューゼの村への襲撃は終わっておらず、


「早く行きましょう」


 しきりに急かすセラに言われるまでもなく、ウィルたちはゴブリンの喚声と村人の悲鳴の響く方向へと、『エア・プロテクション』が解けぬ程度の速度で向かった。


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