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俺が異世界転生した世界は、スライムが絶滅危惧種でした。

作者: 華タクロー
掲載日:2026/05/19

俺はスライムを倒した。


そして


捕まった。


「この、極悪人が!」


俺は罵倒される。


俺は転生してきた異世界人だ。


俺が転生した異世界は


スライムが絶滅危惧種だった。


青スライムは乱獲でほとんどいなくなった。


緑スライムは野生は絶滅した。

今では王立動物園にしかいない。


赤スライムはあと3匹。


紫スライムが最後に確認されたのは5年前、絶滅したようだ。


メタルスライムは生命力が強いので、まだ割といる。

みんな見向きもしない。


そんな世界で俺はスライムを倒してしまった。


昨日まで優しかった酒場の店主は、俺に向かって石を投げつける。


「迷宮刑に処す」


酒場が静まりかえる。


何も知らない俺に、誰かが囁いた。


「迷宮は死さえ禁じられてるんだ。」


俺は、この世界で一番重い刑、迷宮刑になった。


迷宮では死ねない、

永遠に彷徨うのだ。


いったい、いつまで彷徨えばよいのか。


ところが、俺はすぐに釈放された。


なぜだ?


「異世界との扉が閉ざされましたので、異世界人は絶滅危惧種に指定されました。」


俺はみんなに大事にされた。


どこへ行っても、タダで飲み食い。


ある日、いつものように酒場に行くと、店主が妙に冷たかった。


理由を聞くと


「異世界との亀裂ができて、異世界人がわんさか来たんだ。もう、異世界人なんてみたくない。」


「在来種をまもらなくっちゃ」


酒場の誰かが口にした。

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