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TSさせられてエイリアン生まされたけど我が子は可愛い  作者: SIS
愛しき母に穏やかな午睡を

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<ネタバレ注意>登場人物のその後<閲覧注意>




●立花葵


 初代メタヴァルキリー部隊長。最終階級は少佐。


 宇宙人戦争の終結と共に除隊、南アメリカに移り住み、アステリオスと共にマザーツリーの管理に従事する。彼女によって新たなる異星生物“フレンド”が発見されてからは、フレンドと人類との融和に一生を尽くした。


 後に、北川純一郎と結婚。二児に恵まれる肝っ玉母さんとなる。


 メタヴァルキリー部隊は100年後でも運用されており、彼女の名は栄誉ある初代隊長として残されている。




●北川純一郎


 元人類軍兵士。最終階級は軍曹。


 宇宙人戦争の終結と共に除隊、兄弟の誘いに乗り南アメリカに移り住む。マザーツリーの管理業務に再就職した先で、立花葵と知り合い、結婚。


 妻の尻に敷かれっぱなしだったようだが、本人は幸せそうだったとの事。




●柏木慎之介


 人類軍極東軍司令官、最終階級は元帥。


 宇宙人戦争終結後も、よからぬ事を考える異端者や戦後の国境線の再定義など多くの問題に対処し、気が付けば人類軍でもトップクラスのお偉いさんになっていた。岩国基地での負傷が癒えぬまま無理をしたせいで、怪我が悪化。残念ながら完治せず、杖を生涯手離せなかったようだ。


 そんな中、年の離れた介護の女性と恋愛結婚。周囲の目はともかく、本人達はラブラブだったようである。やがて妻との間に生まれた子供は、フレンドとの共存のテストケースとなった。


 偉人として、百年先でも名前が残っている。




●集落の子供たち


 戦後、人類軍の孤児支援プログラムに参加し、それぞれ立派に学業を修め一角の大人に成長した。次世代の若い力として人類の復興に従事、何人かは新生した人類軍に入隊したようである。


 うち一人はやがて絵本作家となり、子供のころの出会いをモチーフに絵本にした所、それが大ヒット。『毛布のキティ』として100年後にも残るベストセラーとなる。




●ロバート・グラウスマン


 人類軍北米軍大佐、最終階級は中将。


 岩国基地のやらかしの後、まるで人が変わったように融和方向に考えをあらため、裏でクイーンと人類軍の衝突を避けるために奮闘していた。最終局面で米軍がスムーズに協力体制を取れたのも彼の御蔭である。が、本人は自分の過ちを恥じるあまり、その後終生一度もクイーンないしマザーツリーの前に自ら顔を出す事はなかった。


 戦後の混乱の中でも積極的に活躍していたが、一部の人類軍非加盟勢力(ディスペア災害の時に自分だけ戦わずに逃げて戦力を温存した卑怯者達)によるマザーツリーへの核攻撃が試みられた事件においては、自ら前線に立って奮戦、戦死する。彼が最後に口にしたのは己の過ちへの後悔だったというが、同時に彼が死した時、嘆くようにマザーツリーが葉を散らせた事が伝えられている。






●アステリオス


 戦後、マザーツリーの根元に住み着き、以後は戦う事なく穏やかに過ごした。頻繁に戦友である軍人たちが遊びに来たほか、近くに葵が住んでいた事もあって、賑やかな人生を送ったようだ。大量の写真が残されている。


 他のチルドレンと違い、長命だった事が記録に残されている。最後まで誰かに卵を産み付ける事はなく、穏やかに老衰し、たくさんの人に見送られて安らかに息を引き取った。享年11歳。


 死後、マザーツリーの根本に、彼の銅像が建てられる事になる。そこには、こう記されている。


 『人類の永遠の友人、母の良き子供、ここに眠る』。




●葛葉零士


 ノワールクイーン、あるいは最重要探索目標X-0。


 人類軍もその正体については理解できないままだったが、戦後、件の研究施設の解析が進んだ事で、その正体が宇宙人によって異常なレベルの人体改造を施された一般人であり、性別から何から何まで変えられてしまったあまりにも哀れな被害者である事が発覚する。それにより、一部の関係者はショックのあまり精神に失調を来たしたという。


 あまりにもあまりな真相からその正体については最高機密とされる一方、マザーツリーの存在から、公開しても問題ない情報については積極的に民間に公開された。その為、100年後も名前を知られているどころか、マザーツリーに対する民間信仰のようなものが発生している。


 マザーツリーは50年ほど単独で地球環境を維持していたが、そのあたりから人類軍による地球環境再生のための活動が軌道に乗り始め、徐々に地球は元の姿を取り戻しつつある。それに伴い、緩やかに活動を控えるようになっているが、それでも今現在もマザーツリー無しでは地球環境が維持できない状態が続いている。


 「我らが地球を取り戻した時、彼女もまた帰ってくる」と、柏木元帥は書き残した。







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