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夢物語  作者: えでぃ
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や、やめろぉぉぉぉぉぉぉ

目が覚めて、日ものぼらないうちに同世代と思われる少年、少女5人とピックアップトラックの荷台に乗って出発した。


目的地は、秩序が崩壊する前に稼働していた缶詰工場であった。


そこに、まだ手付かずの缶詰が残されており、ゾンビは徘徊しているが、すでに何度か討伐に出向いては犠牲者が出る前に撤退してを繰り返していたが、今日でかたをつけるつもりで全員が意気込んでいた。


トラックの荷台に乗っているのは


金髪に染めた髪がトレンドのマシンガンを抱えた少年


頭を坊主にしている年齢の割には体ががっちりしている少年


同じく坊主頭で何度もナイフを鞘から取り出しては戻している少年


ショットガンや拳銃などのほかに和弓を抱えた少女


薙刀を持った少女


が私のほかに乗っていたが、会話が一切なかった。



トラックがある程度走るとなぜか舗装されている道から外れ、舗装がされていない農道を走り出した。


しばらくはだれのも手入れをされずに草の生い茂った風景が続いた。



朝日が昇りだし、あたりが照らされだした頃に事件が起こった。


なんと、トラックがいきなり横転したのである。


幸い荷台に乗っていた者たちは生い茂った草の上に放り出されたため大きな怪我を負わなかったが、トラックは見事に農道から転げ落ち元畑の中で横転していた。


全員慌ててトラックに駆け寄ると僕の腕に激痛が走りびっくりして手に持っていた銃を落としてしまった。


そして激痛が走る腕の方を見ると、そこにはゾンビが噛みついており慌てて予備の銃を抜いて頭を打ちぬくが、徐々に体の感覚がなくなっていく。


周りを見渡すと、どこに隠れていたのか大量のゾンビが現れ仲間が応戦していた。


少女が僕に気付き助けるために近づいて来てるのが見えるが、その時には体の制御が出来ず『こちらに来るな』と思うことしかできなかった。


近くまで来た少女が僕に話かける前に、僕は大きな口を開け彼女にかみついた。


噛みつく瞬間に『やめろぉぉぉぉぉぉ』と叫んだが声として出ることも体の制御を取り戻すこともできず、少女の柔らかな肉の感触と生暖かい血の味わいが口に広がるのを確認して意識を手放した。









※これは小学生の時に見た夢です。


こんな夢だからこそ20年たった今でも覚えてるんですよね


本気で忘れたいのに忘れることのできない夢はこれくらいです。

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