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夢物語  作者: えでぃ
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異世界?

続きはあります意外と長くなりそうだったので途中で切ってあります。


起きたときは汗でびっしょりになっていましたが予想以上に面白い設定だったので夢で見ないのなら作者が一番続きが気になってたりします。

『お待たせいたしました。345番でお待ちの冨留田春千央(とどめだはるちお)様。345番でお待ちの冨留田春千央(とどめだはるちお)様5番ブースへお入りください。』



名前が呼ばれたような気がして目が覚めた。


待ってる間に結構深く眠っていたようでなぜ役所のような待合室にいるのかわからず戸惑っていると5番ブースから女性が出てきて名前を呼ばれた。


「345番でお待ちの冨留田春千央(とどめだはるちお)様いらっしゃいませんか?」


「はい」


今いる場所と、なぜ呼ばれたか全くわからないながらも5番ブースに入っていく。


「それでは両腕をまくってお出しください」


「これは何をするんですか?」


「?予防注射ですよ。それでは右腕で行きましょう」


何の予防注射かもわからず注射をされブースから出ると、職員の案内で待合室とは別の部屋へと通された。


「それではこちらでお待ちください」


部屋の広さは6畳ほどで外を歩く人たちがガラス越しに見えた。

外の風景を見てもこの場所に思い当たるところはなく首をかしげていると男性が入ってきて先に部屋にいたカップルに話しかけていた。


「それでは、質問に軽く答えてください。痛みはありますか?」


「いいえ」

「いいえ」


「けだるさはありますか」


「いいえ」

「いいえ」


「手足のしびれはありますか」


「いいえ」

「いいえ」


「わかりました。それではあと10分こちらで様子を見てお帰りいただいて大丈夫です。もし、体調に異変を感じましたら職員へと声をかけてください」


「わかりました。ありがとうございます」


予防注射の経過観察中に問診を行っていたようで新しい事実もなく壁に掛かっているインフルエンザの予防注射のポスターや手洗いうがいのポスターなどよく病院などで見かけるポスターを見ていると女性が入ってきて話しかけてきた。


冨留田春千央(とどめだはるちお)様よろしいでしょうか?」


「ええいいですよ」


「質問に答えてください。」


「はい」


「痛みはありますか?」


「いいえ」


「けだるさはありますか?」


「いいえ」


「手足のしびれはありますか?」


「いいえ」


「わかりました。それではあと10分こちらで様子を見てお帰りいただいて大丈夫です。もし、体調に異変を感じましたら職員へと声をかけてください」


「ちょっと待ってください」


「はい。どうされましたか?」


先ほどのカップルと同じように問診されてすぐに出ていこうとした女性を止めて疑問に思っていた事を聞いてみることにした。


「えっと。ここはどこで、この予防注射はなんの注射ですか?」


「?ここはTssGー2231通称EVoL(エヴォル)の予防注射会場ですよ。大丈夫ですか?まさか記憶の混濁が・・・」


「え?あ。いいえ先ほどまで寝ていたのでまだ寝ぼけているようでして」


「そ、そうですか何かあればすぐに職員に声をかけてください」


職員のあまりの驚き様にとっさに嘘をついてしまった。


すこし疑わし気に部屋を出ていった女性職員を見送り先ほどのEVoL(エヴォル)についてい思い出そうと頭をひねるが一切思い出せそうになかった。


その間にカップルは帰っていき、新たに数人入ってきて同じように職員に問診を受けていると外から悲鳴が聞こえてきた。


悲鳴が聞こえた方に目を向けると外の通行人が後ろを気にしながら走りぬけていた。


部屋の中にいる人たちも気になったのか外へと意識を全員が向けていると通行人を追いかけるようにスーツを着た一つ目の眼球のみが頭と化し全身に血管を浮き上がらせた化け物が通り過ぎて行った。


そのん眼球も人の眼球の大きさとそう変わらず体の大きさは成人男性と変わらないためかなり異様に見えた。


あまりの見た目に驚きパイプ椅子をなぎ倒すように立ち上がったが、部屋にいるほかの人は特に驚くことはなく、逆に私が倒したパイプ椅子の音に驚いたようであった。


室内の視線がすべて私に注がれてあまりの異様さに部屋から逃げ出してしまった。




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