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「こたえ」
「愛」について。ふたつめ。
いきなり投げつけられた言葉に胸が詰まった。
あなたは誰?人違いじゃないの?
そういえたらどんなに良かっただろうか…。
こうなってしまったからには、彼は始末する以外のこる手段はなかった。
結局こうなったか…。
震える手を意地で押さえて、彼に銃口を向けた。
ふと彼の顔が微笑んだのを目に、私は意地で引き金を引く。
(…あいして…いたよ)
倒れ行く彼、地面に赤い花が咲いた。
手から凶器となった銃が滑り落ちる。
「…ごめんなさい」
もう言っても意味などなにひとつない言葉を紡ぐ。
地面を滴が濡らした。




