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短編集  作者: 燐火
26/39

「よる」



暑い、夜だ。

寝苦しい、夜だ。


細かな明かりが機械の存在を主張している。

叩きつけるように雨の音が部屋の中を反響している。


胸の奥を黒々とした澱みが、いくあてもなく溜まっている。


決まらないことばかりだ。

進もうとも思えないほどに。


社会不安。

いや、ただの臆病で、失望だ。


絶望に苛まれている。


なんて。

ばかみたいだ。


いいものだよ、希望は。

ふと幻聴した映画の一節。


さぞかしいいものだ、希望は。

照らされたその一瞬。


されど。

繰り返される明暗に疲れてしまっている。


そう。

深く考えなくてもいい。

社会はただあるだけで。


人は、情を持つ生き物で。

組織に縛られる必要はなく、全ては流動体だ。


世界は美しい。

たしかにそうなのだろう。


カーテンの隙間から差し込む朝日。

幻視したそれ。


ふとした日常に美しさは隠れている。


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