『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた シリーズ
『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2018年12月11日時点)【省エネ版】
『週別ユニークユーザ数(全体合計)』、週単位でどれくらい変化しているか疑問に思ったことありませんか? 今回は2018年05月29日~2018年12月11日の28週間分の期間です。
それと今回はいつもの分析に加えて、2018年12月04日の小説検索機能改修で、有名どころを読み終えた人にとって使い辛かった検索機能が、ぐーんとぐーんと使いやすくなったのでその紹介もします。
週別ユニークユーザ数(以降、WU数と表記)、それは悩ましい数字。
気になる皆さん、お待たせしました。
『2018年05月29日版』(※)から28週間が経過して、新しい集計値が取得できるようになったので、2018年05月29日から2018年12月11日までの週毎のWU数変化を見てみましょう。
あと、今回は2018年12月04日の「【機能改修】小説検索機能改修のお知らせ」で改修された内容がとっても役立つことがわかったのでその紹介もしちゃいます。
今回も『省エネ版』と称している通り、WU数:100未満については『2018年05月29日版』の際の調査結果を元に、推定で算出していますが、ご了承ください。(調査時間短縮のため)
なお、書籍化作品予備群は独断で、『一般作品の中で、WU数が10000を超える作品』としています。
またもや、過去最高の合計WU数を更新しました。これは何か別ステージが始まった感じでしょうか。いい傾向ですね。そして、ちょっとグラフからだとわかりにくいとこですが、実は「書籍化作品群」と「書籍化作品予備群」の件数は先週とほぼ変わらないかちょっと減少してるくらいなのに、全体はこの伸び!
つまり、先週からの増加分は「一般作品」が稼ぎ出しているんです。これはいいですね。とってもいい。
2018年12月04日の小説検索機能改修が効いているんでしょうか。有名どころを読み終えた人にとって使いにくかった小説検索機能が、ぐーんと使いやすくなりましたからね。活用されている人が増えると、WU数の傾向にも変化が生まれるんじゃないかと期待してるとこです。
次は、連載中の作品群で、前回と状態変化があったものについて図を見てみましょう。
連載再開の作品数がまたまた大きく落ち込みました。連載停止のほうはいつも通りです。年末ということで忙しくなってきた人が増えてきたんでしょうか。
では、今週は新作はどの程度、投稿されたのか見てみましょう。
こちらは全体件数は先週と同じですが、短編が増えて、連載作品が減ってます。
という訳で、変化に焦点を当てた内容なので、いつもならここまでなのですが!
今回は違います。冒頭でも述べたように「【機能改修】小説検索機能改修のお知らせ」がかなり効果的に検索できるよう改修されたので、特に紹介すべきポイントを2点お伝えすることにしました。
はい、まずは検索範囲の指定ですが、数字や日付を自由入力できるようになりました。これで総合ポイントの下限や上限で縛りをかけたりすれば絞り込みも捗るというものですが、特にいいのが「初回投稿日」。
この範囲を適切に指定すれば「先週から投稿が始まった新規作品だけに限定する」なんてことも簡単にできちゃうんです。これは便利です。
そして、次は条件指定。上図のように以前の選択式と違い、チェック式になったので複数の条件を指定できるようになりました。特にこの除外条件3点「長期連載停止中の小説」「ブックマークしている小説」「評価をつけた小説」を除外できるというのは、まだ見ぬ新作(しかも継続連載中)と出会える確率もぐーんと上がるというものです。これと先ほどの検索範囲指定を組み合わせれば、ほぼ狙った新作群「だけ」を探すこともできるようになったと言えるでしょう。これは便利! ぜひ使いましょう。
「もう読むことないかな」って思った作品も、とりあえず評価する癖をつけると便利と思いますよ。
既に読んで判断済み、として「除外条件の指定」で外すことができるようになるので。
以降はいつもの定番紹介文です。今回の検索機能改定を受けて少し検索時の内容を加筆してます。
◇
投稿作品のジャンル別の比率や、WU数と作品数の内訳など詳細については、『2018年05月29日版』をご覧になってください。WU数:100未満まで全投稿作品の件数を数えているので、参考になると思います。
※『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2018年05月29日時点)
では、作者の皆様、今後も良い執筆ライフを。
読者の皆様、書籍化作品以外にも多くの素敵な作品がありますので、検索時に除外指定「書籍化」か「書籍」を使ってみてください。良い作品と巡り合えますように。
「書籍化」より「書籍」のほうがうまく除外できる気がします。
それと2018年12月04日に改定された検索機能の詳細指定機能をぜひ活用しましょう。「除外条件の指定」でチェックできる3点「長期連載停止中の小説」「ブックマークしている小説」「評価をつけた小説」を指定するだけでも、かなり新作(継続連載中)と効率よく出会えるようになりますよ。
どんな人気作品も、最初は一般作品から始まるのです。ちょっと読んでみようか、という読者の皆さんの行動があればこその人気作品化ですので、お暇な時にはぜひ一般作品群へも足を伸ばしてみてください。
評価、どうもありがとうございました。
反応があると、投稿意欲もチャージできて嬉しいです。
今回はいつもと違い、小説検索機能の改修関連について、ちょっと詳しく紹介してみました。
痒い所に手が届く良い改修ですよね。検索機能を使いこなすことで、新たな作品との出会いが増えていくといいなーと思うところです。