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少年はそれでも戦い続ける  作者: 虹ウサギ
9/15

0.7少年は黒い魔人に問う

 ある程度の傷をクルミ治してもらった俺は村を見渡した

 村は壊滅とまではいわないが、冗談でも被害が小さいとは言えない。

 燃えた自分の家を見て呆然とするもの、家族を失い悲しむもの、互いを責め合い殴り合いにもなっていた。

 

「どうしますか、ルキさん」


「どうするも何も、もう俺たちに出来ることはない」


「確かにそうですけども、、、」


「面倒ごとは嫌いだ」


 本当にどうすることも出来ない。俺には戦うことしか出来ない。

 そんなこと思っていると複数の村人が騒ぎだした


「ご主人様、何か様子がおかしいですよ」


「あぁ、どうしたか聞いてみるか」


 俺は騒いでいる方へ行き事情を聞いてみることにした


「どうしたんだ?」


「救世主様!」


「救世主?誰のことだ」


「あなた様です、この度は村を救って頂きありがとうございます」


 救世主だと、コイツら大丈夫か、俺はただ魔人を殺しただけだ、それに魔人はもともと人間だったんだぞ、つまりお前たちの家族を殺しただけだ。

 

「まあこの際それは、どうでもいいそれよりはどうした」


「あのですね、このものが魔人は六人いたと言うもので」


 村人は十代くらいの若者を指差した


「救世主様ホントに見たんです”黒い魔人”を」


「なんですと!」


 青年がそう告げるとシャドーは、ひどく驚いた声でそう言った


「シャドーどうした?黒い魔人とはなんだ?教えろ!」


「それは、ですね、そのぉーなんといいますか」


 なんだ?歯切れが悪いな、シャドーの奴何か知ってるな

 黒い魔人、そんなもの聞いたことがない、しかし本来魔人は魔物の特性を持つ、黒い魔人くらいいそうだが


「シャドー正直に言え、これは命令だ」


「すいません、その事は言えない決まりでして」


「決まりだと?誰が決めた、お前は俺のスキルが生み出したものじゃないのか」


「はい私はルキ様のスキルではありません」


 は!?俺のスキルじゃないだと、奈良なぜコイツが俺のスキルを管理しているんだ

 山の時からそうだがコイツは知らない所が多すぎる。


「じゃあシャドーお前は誰のスキルだ」


「私はあなたのお父様のスキルでございます」


 おれの、父親だと?聞いたことがない人のスキルを人に移すなど


「そんなことより、早く逃げましょう」

 

「そんなことではない大事なことだ!それになぜ逃げねばならん?」


「ヤツは危険です。とても叶う相手ではありません」


「だから黒い魔人とはなんだ!」


 俺がそんなやり取りを続けていると、クルミが悲鳴を上げた


「どうした!クルミ!」


「いや、うそ」


「どうしたんだ!?」


 クルミは嗚咽を漏らしながら、山を指した。その山はクルミの弟ソウマがいる山小屋があった、そして今その山は炎に包まれていた

 クルミは今にも山に行こうとしていたが、村人に止められていた


「お願い!いかせて!あそこにはソウマがぁ!」


「ダメだよクルミちゃん死ぬ気かい!」


「もう無理だ諦めるんだ」


 村人たちが口々にそういいながらクルミを止めていた

 だがクルミは振りほどき山に走っていってしまった


「まて!クルミ!」


「だめです!ご主人様行ってはなりません」


「うるせー俺はもう誰も失いたくないんだ」


「まだわかりませんか!?死にますよ」


「上等だ、俺はなにがあっても死なん」


「もう知りませんからね」


 そんなことをいいながらシャドーは肩に掴まった

 俺はそれを確認すると、足に力を入れてものすごいスピードでクルミの後を追った








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コメントかいいね下さい、三つ来たら続き書きます!

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虹ウサギ すいません更新遅れました!ちょっと体調崩していました!明日も出来る限り更新したいです


闇ウサギ もう少しでキャラクター応募で出たキャラ出るぞ


光ウサギ 楽しみにまっててください!



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