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四神守護隊の日常。  作者: きりしま。
1/5

◆prologue◆

―ほのか、ごめん。



「どうして謝るの?」



―僕はいけない人間だ。



「どうして、そんなこと言うの?」



―君はこの世で生きて。必ず迎えに行く。



「何、言ってるの?」



―いつか、きっと。それまで待ってて。必ず救うから。



「ちょっと、待っ!」




私の目の前にいた‘誰か‘が消えていく。花のように散っていく。



私は手を伸ばす。散りゆく花に向かって。



言わなきゃいけないこと、聞かなきゃいけないことがたくさんある。



でも口が思うように動かない。そうして時が過ぎる。



散り終えた花。私は独り。座り込む。



そして、ただ一言呟くように、もう目の前にはいない存在に問うてみる。



優しい微笑みを浮かべながら散っていった彼に。



私の名前を知っている彼に。





『あなたは誰?』

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