いよいよ〔スキル〕が貰えるそうだが…
本日3話目です。宜しくお願いします
《では、アナタに付与を始めます… 〔スキル〕には、初級、中級、上級、王級、神級があります …アナタには初級を3つ、〔時空魔法〕〔剣術〕〔快適魔法〕です》
…魔法が使えるのか~ …流石異世界 所で学生君達はどんなスキルを持ってるか分かりますか?
《あの4人は初めから召喚された時点で中級を幾つか与えられています …これ以上は決まりであかせない為のです》
…ナルホド… ならば解らないことは無視して魔法について教えて下さい
《…では〔時空魔法〕から始めます …〔時空魔法〕の初級は箱と言う魔法です …〔時空魔法〕は別名〔空間魔法〕と言われ、そこに生き物以外なら様々な物を入れられます》
…ゲームとかに出てくるイベントリかな?
《次に〔剣術〕ですが… あちらで言う〔ソードタイプ〕の武器の扱い方が持つだけで理解でき、神級まで上がればドラゴン等も断つ事が出来るでしょう…》
……え? ……モンスターいるの?
《…はい、モンスターも〔スキル〕と同じで初級~神級までに別れています》
…もしかして魔王とかいます?
《…いえ、過去に存在はしていましたが、今の時代に産まれることはありません》
…良かった… …本当に良かった…
《では続けます… 最後に〔快適魔法〕ですが、野営等を行う際に生活用の水を出したり、洗い物等を乾かす為の風を出したりと、戦闘には使えず、生活に役に立つ魔法の総称です… この魔法はかなりの人間が持っているため、彼方ででの生活に役立つでしょう…》
…なる程… 理解できました…
《この場では魔法は使えないので、あちらに行ってから試して頂くかたちになります…》
…分かりました
《…スキルは使い続けたり、モンスターを討伐する事で成長し、出来ることが増えていきます …また、あちらで何か特定の行動した際にスキルを覚えるといったこともありますので頑張ってみて下さい》
…分かりました… 頑張ってみます…
《…長くなりましたがそろそろお別れです …アナタ達に会うことはもうないでしょう…》
…? 帰還出来た時には会えないのですか?
《…はい …今回の召喚に対してのみ会うことが許された為にこうして会話できています…》
……では、最後に一つだけお願いがあります …あなたの姿を見せてくれませんか? …せめて姿を見て感謝したいです…
《分かりました… それではお別れです… アナタに幸いを…》
…この〔狭間〕で最後に見た世界さんの姿は、とても美しく……とても悲しそうで……でも、最高に良い笑顔だった…
…有り難うございました!
お読みいただきアリガトウございます。 最後の世界さんの悲しそうな顔ですが、自分の世界の人間が異世界の人間を巻き込んだ事に対する悲しみです。