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間の3 夢の中で再開

お待たせしました。 本日1話目投稿です。

 ふと周りを見ると、両親や結婚して家を出た弟が心配そうに此方を見ている。


 「何? どうかした?」と声を出そうとするが、口がパクパク開くだけで声が出ない。


 (あぁ、これ夢か…。)と思いながら、昨日あった事を思い出す。


 思わず苦い顔をしていると、家族から「大丈夫?」と声が掛けられる。


 ー大丈夫だよ。ー


 そう思いつつ笑うと、家族も笑ってくれる。


 その笑顔を見て、数日しか経ってないのに泣きそうになる。


 ー父さん、母さん…、 [俺]、モンスター…狼だったけど殺したよ…。 もしかしたら、盗賊とか人も殺さなくちゃならない時も来るかも知れない。ー


 言葉が出ないので、そう思いながら家族を見る。


 父が「お前が決めた道ならば、最後まで貫きなさい。 父さん達は、お前が仕事をクビになった時だって、見守って来たんだから。」と言う。


 母も泣きながら頷いていて、弟は「兄ちゃん…」と言ったきり言葉が出ないようで、そっぽを向いている。


 ーぁりがと…。 ありがとう。ー


 泣きながらそう思い頭を下げる。


 母が「ほら、もうすぐ目が覚めるよ? 30過ぎの男がいつまでもメソメソしない!」と言うので、


 ー次に会うのが夢の中か、向こうに帰ってからか分からないけど、胸張って生きてくから。 相棒の妖精のフェアも紹介するし、だからー




 …涙を流しながら目を覚ます。


 ……訂正、フェアの涎でベタベタになりながら目を覚ます。


 辺りはまだ薄暗く、日が登る前のようだ。


 顔に乗っているフェアをどかす。


 自分を心配して夜中まで起きていたのか、ベッドに下ろしても起きる気配はなく、半分白目を向いて涎を垂らしてイビキをかいている。


 思わず「妖精の幻想ぶち壊しだな…。」等と思っていると、気分がスッキリしている。


 …夢のお陰だな。 そうだ、自分で決めたんだ。

今は相棒のフェアもいる。何とでもなるさ。


 ー向こうの家族に胸を張って生きていけるように。ー

 此処までお読みいただきありがとうございます。


 

 自分が「なろう」に作品を書いていると知っている友人に、「お前不器用やから、他の作家さんみたく、感想とか修正とかすぐに出来んやろ? もっと書いてからにせぇ。」と言われてしまいました。


 友人の言うことも最もで、どっちつかずになりそうですので、書いて下さった方には申し訳ありませんが、感想や修正等は後日にさせて頂きます。 


 これからも拙作を宜しくお願いします。

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