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宿のおばちゃんが強烈なんだが…

本日2話目の投稿です。よろしくお願いします。

 …城下に出て直ぐに、見かけた人に宿の場所を聞いてみる。


 「すみません。 宿屋の場所を知りたいのですが、何処にあるのでしょうか?」


 「ん? あぁ…、宿屋ならこの城下街の入口にあるよ。」


 「…えぇと、どちらの方角に向かえば良いんですか?」


 「兄ちゃん迷子かい? なら、今いる此処からあっちの方に真っ直ぐ進んで、突き当たりを右に曲がって暫く行けば着くよ。」と、左の方を指差して教えてくれる。


 「助かりました。 ありがとうございます。」

 礼を言うと、直ぐにそちらに向かう。


 …突き当たり…を…右…っと…


 30分位歩き続けると、周囲に屋台がポツポツと並びだす。 …見た感じ、商店街みたいだ…


 此処までに、宿屋らしき建物は見当たらなかった為、一応屋台の人に聞いてみる。


 「おっちゃん、この串一本頂戴。」


 「あい、毎度! 銅貨1枚ね。」

 銅貨を渡し、会話を続ける。


 「後、宿屋の場所知りたいんだけど、何処にある?」


 「ん? 宿ならあそこに有るぞ?」


 おっちゃんが指差したのは、少し進んだ所にある、二階建ての大きな建物だ。


 …あれが宿屋 …デカいな。 


 おっちゃんに礼を言い、串を食べてから向かう。

 …串は肉汁が滴り落ち、それが野菜と絡まって何ともいえない旨さを醸し出している。


 …登録したら、また食べよう。


 宿に入り、受付に向かうと、恰幅の良いおばちゃんが座っている。


 「スミマセン。 宿を取りたいんですが。」


 「あいよ! 1日朝晩食事がついて、銀貨1枚だよ!」


 「それじゃあ、取り敢えず5日でお願いします。 後、組合と、武器や防具を売っている場所を教えてもらえますか?」と、お金を払い、確認する。


 「はい確かに。 部屋は一階の一番奥の部屋使いな! 本人確認には、この割り符を持っていれば良いからね。 無くすんじゃないよ! 無くしたら銀貨3枚かかるから気をつけな! 組合は此処を出て右に行けば直ぐに解るよ。 入口に斧が交差してる看板が掛かってるからね。 武器屋も防具屋も組合の隣にあるからね。 あんた出稼ぎかい? しっかり働いてきな!」


 ……オォウ、マシンガントーク…


 自分の肩に座っているフェアも死んだ目をしている。


 「そんな所です。 それじゃあ行ってきます。」


 「あいよ! 死ぬんじゃないよ!」


 …宿を取るだけで、こんなに疲れるとは思わなかった…


 …それじゃあ、装備を買って登録しに行きますか…

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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