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死んでも楽しく生きてやる!  作者: ゾンビ専門カメラマン
2/29

それゆけゾンビマン


……


………


……………


…あれからどれだけ時間がたったのだろう。

…って言うほど時間がたったわけじゃないと思う。

あ、ドーモ。ドクシャ=サン。ゾンビデス。


意識が薄れていった後、てっきり死んだもんかと思ってたけど、死んでないみたい。と言っても意識がはっきりしている訳じゃなくて、テレビを見ている感覚に近い。主観なんだけど、自分で操作できないし、触った感覚も有るにはあるけど、ほとんど解らないぐらいだし、匂いもほとんど解らない。ただ、音は普通に聞こえる。だから、テレビを見ている感じ。


俺の体はまだ、ショー会場にいるらしい。周りには同じようなゾンビが俺と同じようにふらふらしている。

ドンッ!

っとごめんよ。ぶつかっちまった。

俺がぶつかったゾンビちゃん(スタイル良し)が客席の階段を踏み外し、下の方にゴロゴロと落ちていく。そして、一番下の壁に頭からぶつかり、そのまま動かなくなってしまった。

おぉ。ごめんよ。悪気はなかったんだ…。せめてパイ乙にぶつかりたかった…。

心の中でゾンビちゃんに謝ると、頭の中で音が鳴った。

ピロリン!

それと同時に、身体の感覚が急に戻って来る。

うわっ!なんだ!急に…。…でも悪くない…。

匂いは最悪だが、床を踏みしめる感覚!肌に感じる空気!…悪くない…。

でも、身体の自由が効かないのは変わらない。…大丈夫だ。問題ない。

後、変わったところと言えば…。視界の右上に1/2と言う赤い表示がある。…むむっ!俺の灰色のゲーム脳が唸る!これはいわゆる撃破数って奴だな!赤字なのはゾンビだからか。つまり、もう一匹倒せば何かが起きるってことだな!良し!頑張るか!


と言っても、身体が自由に動かせるわけではないので、俺としてはぼーっとしているだけなのだが。

身体に感覚が戻ってから多分、三時間ぐらい。やっと、一匹倒すことに成功した!なんと言うラッ○ーマン…。胸に大吉って書きたいぐらいだぜ。何て、冗談は置いといて。単に位置取りと動きが良かったから達成できたみたいだ。客席上段の通路の真ん中あたりを周回していたから、他のゾンビを落としやすく、自分は落とされにくかったのだ。

…まぁ、それはどうでも良くて。今回は何が出来るようになったかと言うと…。

なんと!身体が自由に動かせるようになりました!やったー!!

「あ゛ー!」

まぁ、ゾンビなのは変わんないんだけどね。

喋れないし走れないしのろのろとしか動けない。しかし!自分の意思で動ける!これは素晴らしい!

ちなみに、右上の表示は2/4になっているので、二匹で良いらしい。多分、撃破数は倍で増えていくんだろうな。


身体も動かせるようになったし、サクッと二匹倒してしまう。

ピロリン!

良し。また何かオープンされたぞ。

…しばらく動いてみたが、変化が感じられない。何だろう?まぁ、良いや。次行こう。


しばらく客席にいるゾンビを狩り続け、元いた半数ぐらいまで数を減らした。

その結果、347/512まで行った。そのおかげで、謎の能力を含めて9個の能力がオープンになった。まとめてみるとこんな感じだ。

1:意識が戻る

2:身体を動かせるようになる

3:??

4:上半身の力が増加。鉄パイプを凹ます位の握力、客席を引き抜けるぐらいの腕力

5:匂いで物の位置が解るようになった

6:走れるようになった。しかも、かなり速い

7:口から酸を吐き出せるようになった

8:??

9:どんな音も聞き逃さなくなった(目測で200m以内)


大体、ゾンビを始めてから六時間。そろそろ腹が減って来たぜ。

そう思い、売り子が持っていたと思しきトレーの中から、食べられそうなものを見繕って食べ始める。

ハンバーガー!むしゃむしゃ!うめー!

コーラ!ごくごく!ぷっはー!

フライドチキン!バリバリ!ジューシー!


…ん?バリバリ?…どわ!骨ごと食べてる!ほとんど抵抗なく食えちまったぞ!歯も何ともないし…。なんだかわかんなかった能力は、咀嚼力の強化と骨の強化だったのかな?

考えてみれば、八個目を手に入れてから、骨が軋む音が聞こえなくなったからな…。正しいのかも知れん。



それにしても、この会場のゾンビもほとんど狩っちまったな。後、12匹でレベルが上がるんだが…。

良し。外に出ようか!

ずっとこの辺にいたから、外がどうなってるか楽しみだな。何と!会場の外は黒山の人だかりが出来ていた!

…全部ゾンビだし、髪黒い人の方が少ないけど。

これだけいれば、狩るのに困らないね♪


と言うわけで、ゾンビを千切っては投げ千切っては投げ。あっさり12匹解体する。

ピロリン!

んー。今度は良く解らない表示が増えただけだ。今は0/100となっている。

一匹ゾンビを殺す。あ、1/100になった。

…むむ!またもや灰色のゲーム脳が唸る!これは、数字を消費して使う特殊能力だ!

ババーン!

そうと決まれば試してみなければ!

とりあえず、満タンまで貯める。ちなみに、満タンになってからゾンビを殺したらいつもの数字(経験値と呼ぶことにした。)が増えた。レベルはカンストじゃ無かったようだ。

それよりも、今はこの数字の使い方だ。どうすれば使えるんだろう?

こう、波動がでるとか?うーん…北斗○掌○!

「あ゛ーー!!」シーン

違うか。

じゃ、体が強化できるとか!

うーん…はっ!

ドゴン!

うむ。壁どんしたらコンクリの壁にヒビが入って、腕が折れたわ。…折れたと言うか、肘から先が原型をとどめていないんだけど。ゾンビだから痛くないけど。

この身体って、攻撃力の方が高いのね…。


それにしても、この腕どうしよう…。

うーん…治れ治れー。

…はっ!治ってる!そして、数字も減ってる!

なるほどー。回復系かー。まぁ、便利だから良いけど、派手じゃないなー。

とりあえず、満タンまで戻して全部使ってみよう。


はい!フルゲージ惜しみ無く使ってみました!すると…

なんと言うことでしょう…。

腐り始めていた皮膚は綺麗に元通り…。

血の気はまるでありませんが、顔色の悪い人位で収まっています…。


と言うわけで、ゾンビから卒業か!

やったー!!

「あ゛ーー!」


…ゾンビライフはまだまだ続く!僕の冒険はこれからだ!

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