表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/75

【第56話 パワーアップ俊介&金城】

こんにちは。

御覧いただき、ありがとうございます。


舞台原作「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」


是非、お楽しみ下さい。


「いや、行かすわきゃねーだろバーカ」


 オグマがデカい図体で道を塞いでいる。こいつを躱してどう神社に向かえばいいんだよ。

「勾玉を握りしめて下さい、我々の妖力を使役します! 古より生きし我一族の血よこの者たちにその力を示せ。我らが力は、主の矛に!」


 オモイが呪文を唱えると、俊介と金城の握りしめていた勾玉から強い光が溢れた。その光は2人を包み、オーラのように漂い始めた。


「これで妖力を使えます! 使い方は実践で会得してください!」

 強い光がおさまった後も勾玉は微かに光っている。俊介は勾玉の紐をバンテージの様に手に巻きつけ、金城は首から掛けた。

「すげぇ……」


 髪の毛が金色になるスーパー人種みたいな感じだろうか。

「ちなみに僕は非戦闘員です! あしからず!」

 そう言ってオモイは俺の後ろに隠れた。役に立つんだか立たないんだか。


「むちゃくちゃ言うなあ」

「何か力がみなぎって来るのを、すごい感じるわね」

「彩夏ちゃん武器持ってんのいいね」

「テニスラケットも、無駄じゃなかったでしょ?」

 ふたりとも声が少し笑ってる。勝つ気なんだ。


「がしししししし俺らとやり合うつもりかよ。死にてぇのか?」

 オグマは地面に四つ足で構えると地鳴りと共に地面が割れ始めた。コンクリートの地面だぞ!?

「愚かな生き物だ」

 ストスが抜刀するとその刀から禍々しい妖力が溢れ、ストス全体を包み込んだ。

「いくぞ!」

「うん!」


 俊介と金城が同時にオグマとストスに攻撃を仕掛けた。


 俺と鈴森さん、そしてオモイはオグマの方に抜けていきたい。が、オグマの圧が強い。

 生身の俺たちが近づけば容赦なく一瞬で殺される。隙を見て走り抜けたいが隙がない。


 俊介はボクシングスタイルで応戦している。ステップでオグマの攻撃を避けつつパンチを入れているがビクともしない。それどころかオグマは蹴り技で俊介を翻弄している。

 金城もテニスラケットに妖力を宿して戦っている。刀の攻撃をうまく弾いたりいなしたりしている。金城は俊介と違って対人で殴り合う訓練をしてきた訳じゃない。少し押され気味か。

 俊介も助けに行きたそうだが、あまりよそ見をしている暇はない。


 当然俺には……何も出来ない。それどころか俺たちがここに居ると間違いなくお荷物だ。少し危険だがいち早くここから脱出する他ない。

 3人でタイミングを合わせ一斉に壁沿いに、なるべく距離を取って走り始めた。幸いここの住宅街は道幅が広い。オグマとの距離は2メートルくらいか。いける。


「死ねぇ!」


 オグマはたった一歩で俺たちの前に立ちはだかり拳を振り上げてた。どんな跳躍力だよ。脚が長すぎる、早すぎる、強すぎる、殺される!


 ドッパァン!


 ミットにいい球を捕らえた様な音がした。俊介がギリギリでオグマの拳を防いでくれた。


「いけ! 運命変えて来い!」

「絶対後で来いよ!」


 頭に浮かんだ予感は気付かないふりをして、俺たちは走り抜けた。今はただ俺たちにやれる事を全力でやり遂げる。それしかない。




完結するまで毎日18時に更新されますので

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


2025/06/08までに「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」は完結します。


全部で4部作ありますこのシリーズ。

恐らく全てがラノベ化されると思いますので

そちらも合わせてお楽しみいただければ嬉しく思います。


応援の程、よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ