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【第45話 そして過去へ】

こんにちは。

御覧いただき、ありがとうございます。


舞台原作「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」


是非、お楽しみ下さい。


 何でせっかく並び変えたのにあの言葉を言ってくれないんだよ!

 過去一でかい声が出たかもしんない。

 あんなに騒がしかった境内が静まり返る。

 あまりのでかい声に子どもたちが少し怯えた顔をしている。でもそんなの構うもんか。


「え? なんでどうしてそうなった? 並び替えた意味を考えようよ! あの子たちはお利口さんだったよ!? 何ならコーンスープに寄せて来たよ!?」


 もの凄い勢いでまくし立てる。

 キンは泣きそうだし、フクロはポカンとしてるし、タマはドン引いてる。

 もしかしたら子ども相手に大人気ないと思うかもしれない。

 でも考えて欲しい。この名前がそもそも大人気ないのだ。


「おい、お前こんな緊迫した時に何やってんだ?」


 何で名付けたクロさんサイドが理解してないんだよ!

「いや、それあんたが言う!? この名前絶対そーゆー意味で付けたじゃん! 待って! 皆そんな目で俺を見ないで! 俺絶対間違ってない! だって、キンとフクロとタマだよ!? 何でみんな真面目な顔出来るの!? あの人だってコーンスープだよ!? 北海道だよ!?」


「まぁいいや! お前が作ってくれた隙を無駄にはしねぇよ!」


 俺を無視してクロさんは再び構えに入った。再びオーラが溢れてくる。

「まさか下ネタ……! しまった!」


 アトロさんはずっと彼らの名前について考えていたようだ。ほらみろ、俺にも仲間が居た。


「いや、違う、そんなつもりじゃない! 純粋に俺は……!」

「最大出力で行くぞ! てめぇら俺を信仰しろ! オモイ! 一緒に行け!」


 オモイが俺たちをぎゅっとひとまとめにする。

 えぇい離せ! 俺はまだ大切な事を言ってない!


「させるか!」

「腹太鼓、ひとたび叩けば定め事さえも水面に揺れる若草のごとし!」

「天運・天命・廻り合わせ。時は定めに従う因果のままに!」


 2人のオーラが最高潮に達する。


「だって並び変えたら、キン・タマ・ブ……!」


 クロさんがお腹をポンッと鳴らすと目の前が眩しく輝き何も見えなくなった。

 俺達は何かに吸い込まれるような、無重力感に包まれながら抗うことの出来ない力に身を任せるほかなかった。




完結するまで毎日18時に更新されますので

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


2025/06/08までに「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」は完結します。


全部で4部作ありますこのシリーズ。

恐らく全てがラノベ化されると思いますので

そちらも合わせてお楽しみいただければ嬉しく思います。


応援の程、よろしくお願い致します。

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