表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/75

【第43話 犬猿の仲】

こんにちは。

御覧いただき、ありがとうございます。


舞台原作「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」


是非、お楽しみ下さい。


「これはこれは、皆様お揃いで。お久しぶりです。クロさん」


 クロさんと呼んだ灰色のスーツを着た男は、わざとらしく丁寧な挨拶をした。

 スーツを着た夫婦と子供たちがわらわらと神社へと入って来た。

 これがさっき言ってたイナゴファミリーか。

 クロさん達もさっきまでと違って顔に緊張感が滲む。どうやら2人は犬猿の仲らしい。


「アトロ……元気そうでなによりじゃねぇか」

「彼らは時を律する神。きつねの神様です」

 狐と狸か。そりゃ仲は良くないだろうな。


「あぁ!」

「あっ!」

 子供たちが互いを指さして驚いている。

「なんだ? 知り合いか?」

「「「いや……」」」

 青緑赤の子供たちは明らかにバツが悪そうだ。

「知った顔か?」

「「「いえ……」」」

 巫女服の女の子たちも気まずそうにしている。


「きつねがたぬき神社になんの用だ? お参りか?」

「時は流れるままに進まなければならない。わたしは時を律するために来た」

「そんなクソみてぇな事誰が決めた」

「世の理です。6年前の歪の件もありますからね。これ以上時に干渉はさせません」


 心なしか自然界を無視した風が吹いてる。

 気のせいか?

 クロさんチームと、きつねのアトロチームから風が吹いてちょーど真ん中でぶつかっている。気がする。

 空気がピリついている。クロさんとアトロさんの髪の毛が逆立っていく。すごい、動物みたいだ。動物だった。


「そんなもんが理ってんなら、俺がぶっ壊してやるよ! おい! キン! フクロ! タマ!」

「はいっ!」

 青緑赤の子供たちが手を挙げて大きく返事をした。


 え? ちょっと待って? それが君たちの名前!?


「クロさん、やめてくださいよ。敵意むき出しじゃないですか。コン! プー! スー!」

「はいっ!」

 今度は巫女服の女の子達が元気よくお返事した。子供たちも身構えて戦闘態勢に入る。


 待って待って待って。え、そうゆう並びの名前にする風習があるの!?


「お前らに邪魔はさせねぇよ、俺は運命を変えなきゃならねぇ仕事があってな」

「それは偶然。わたしも時を律する仕事がありましてね」

 クロさんとアトロさんから禍々しいオーラが放出されている。空気がふたりの方へ吸い込まれ、小石がコロコロと転がり始めた。

 すごい地響きだ。

 だが今、そんな事よりも大切な事がある。

 俺は後悔しない行動をすると決めたんだ! 運命を変えるって決めたんだ!


「ちょ、ちょーっと待って下さい」


 俺は気になる質問をぶつけることにした。

 そんなモヤモヤを抱えたまま、鈴森さんを笑顔になんて出来る訳がなかった。




完結するまで毎日18時に更新されますので

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


2025/06/08までに「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」は完結します。


全部で4部作ありますこのシリーズ。

恐らく全てがラノベ化されると思いますので

そちらも合わせてお楽しみいただければ嬉しく思います。


応援の程、よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ