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【第21話 感情の記憶と記録】

こんにちは。

御覧いただき、ありがとうございます。


舞台原作「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」


是非、お楽しみ下さい。


 咲良は小6から日記をつけていた。

 物忘れが多くなったのと、小6に上がる前の記憶が思い出せなくなってしまったからだ。

 思い出せなくなったというのは、周りに気付かされた事で、忘れてしまった事すら咲良には分からなかった。


 病気なのかと心配した事もあったが、晶は「大丈夫だよ」と言い、代わりに日記をプレゼントしてくれた。

 その日から咲良は日記を書くのが日課になっていた。

 今日の日付のところまでページをめくっていると、数日前の日記が目に入る。


※ ※ ※


 神社でいつものようにお掃除をしていると、いきなり「友達になって下さい」と声を掛けられた。

 学校でも言われた事がなかった。私も、随分この言葉を言ってなかった気がする。

 少しびっくりしたけど、嬉しかった。

 私にも、これから友達が出来たらいいな。


※ ※ ※


 何となくそのページを指でなぞる。

 急にその日付から文字数が増えている。

咲良はその日から初めて日記を書いたような気持ちになった。


※ ※ ※


 今日は偶然町田くんに会った。石段に座って一緒にお喋りをした。友達らしい事が出来て嬉しい。

 でも友達って難しい。どうやったら町田くんの友達になれるか考えていたけれど、町田くんは「笑顔が見たいって思ったら友達」って教えてくれた。なるほど。私も町田くんの笑顔を見てみよう。町田くんは、いつも困った顔をしているから笑わせてあげよう。

 渾身のギャグを思い付いてすぐに試してみた。感触はあった。

 次はもっと頑張ろう。


※ ※ ※


 咲良は日記を引き出しにしまい、ベッドに潜り込んだ。

 いつもよりフカフカに感じた布団は、お日様の匂いがした。




完結するまで毎日18時に更新されますので

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


2025/06/08までに「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」は完結します。


全部で4部作ありますこのシリーズ。

恐らく全てがラノベ化されると思いますので

そちらも合わせてお楽しみいただければ嬉しく思います。


応援の程、よろしくお願い致します。

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