【第12話 一番悪い奴、登場】
こんにちは。
御覧いただき、ありがとうございます。
舞台原作「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」
是非、お楽しみ下さい。
人は神に近付こうとする時、山や森などの大自然に身を置く。
それはきっと自然の力の前では人間など無力で、その強大な力に畏怖の念を抱くからだろう。そしてここにもひとり。神に近付こうとしている者がいた。
運命を信じ自分こそがこの世界の救世主なのだと、そう信じていた。彼は霊力を高める為山に籠り、日々神への祈りを捧げていた。
「ねぇまだかな? もうそろそろかな? もういいかな? もう熟したのかな?」
薄汚れたヒヨコのぬいぐるみに話しかけている。月明かりが雲の切れ間から差し、彼の姿を映し出した。全身を白い服で覆い跪いて神を請いていた。
「神よ! 私はあの時の事を今でも悔いています。今なら、今ならあの力を私のものに出来る。私が世を正します。正しますから神よ! 再び私に運命の歯車を! 廻り合わせを!」
運命を信じるということは、全ての事象を受け入れるということ。
運命を操れるということは、この世界を統べるということ。
彼はただじっと待っていた。もう一度、神へ近づける好機を。
2025/06/08まで毎日18時に更新されますので
楽しみにお待ちいただければ幸いです。
2025/06/08で「バック・トゥ・ザ・君の笑顔」は完結します。
全部で4部作ありますこのシリーズ。
恐らく全てがラノベ化されると思いますので
そちらも合わせてお楽しみいただければ嬉しく思います。
応援の程、よろしくお願い致します。




